【CVE-2025-1619】GDPR Cookie Complianceプラグインに脆弱性、管理者権限で設定値のXSS攻撃が可能に
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記事の要約
- GDPR Cookie Complianceにストアド型XSS脆弱性が発見
- 管理者権限で設定値のサニタイズ処理に不備
- バージョン4.15.7未満が影響を受ける
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WordPressプラグインGDPR Cookie Compliance 4.15.7未満の脆弱性
WordPressプラグインのGDPR Cookie Complianceにおいて、バージョン4.15.7未満に深刻な脆弱性が発見され、2025年3月16日に公開された。この脆弱性は管理者権限を持つユーザーが設定値のサニタイズ処理の不備を利用してストアド型クロスサイトスクリプティング攻撃を実行できる問題であることが判明している。[1]
脆弱性はマルチサイト環境下においても、unfiltered_html機能が無効化されている状態でも攻撃が可能であることが特徴となっている。WPScanによって【CVE-2025-1619】として識別され、CVSSスコアは4.8でミディアムレベルの深刻度と評価されている。
この脆弱性の発見者はDmitrii Ignatyevで、WPScanがコーディネーターを務めている。CISAの評価によると、この脆弱性の攻撃は自動化されておらず、技術的な影響は部分的であると判断されている。
GDPR Cookie Compliance脆弱性の詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-1619 |
影響を受けるバージョン | 4.15.7未満 |
CVSSスコア | 4.8(MEDIUM) |
攻撃の種類 | ストアド型クロスサイトスクリプティング |
必要な権限 | 管理者権限 |
発見者 | Dmitrii Ignatyev |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性を悪用して、利用者のブラウザ上で不正なスクリプトを実行させる攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 入力値の不適切な処理により、悪意のあるスクリプトが注入可能
- ユーザーセッションの窃取やフィッシング詐欺に悪用される
- 反射型、ストアド型、DOM型の3種類が存在する
GDPR Cookie Complianceの脆弱性は、管理者権限を持つユーザーが設定値を保存する際にサニタイズ処理が適切に行われないことが原因となっている。この問題はマルチサイト環境下でunfiltered_html機能が無効化されている場合でも発生するため、早急な対応が必要とされている。
GDPR Cookie Complianceの脆弱性に関する考察
GDPR Cookie Complianceの脆弱性は管理者権限を必要とすることから、一般ユーザーへの直接的な影響は限定的であると考えられる。しかしマルチサイト環境下での攻撃が可能であることから、大規模なWordPressサイトを運営している組織にとっては重大なセキュリティリスクとなる可能性が高い。
プラグインの開発者は早急にバージョン4.15.7へのアップデートを提供しているが、多くのサイトで自動アップデートが無効化されている可能性がある。WordPressの管理者は定期的なセキュリティアップデートの確認と適用を徹底することが重要であり、特にGDPRに関連するプラグインは慎重な管理が求められる。
今後はWordPressプラグインのセキュリティ審査をより厳格化し、特に設定値の保存処理における入力値のサニタイズ処理の実装を徹底する必要がある。また、マルチサイト環境特有のセキュリティリスクに対する対策も重要な課題となるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1619, (参照 25-04-07). 1292
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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