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公開：2025-04-09

CTCがC-NOAHにUiPath Platformを追加、金融機関向けRPA管理機能を強化しセキュリティ対策も充実

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• CTCがC-NOAHにUiPath Platformを追加し金融機関向けに提供開始
• PCIやFISCのセキュリティ要件に準拠したクラウド環境で利用可能
• C-CodeBlossomとの連携でロボットのガバナンス強化を実現

CTCがC-NOAHにUiPath Platformを追加しRPA管理機能を強化

伊藤忠テクノソリューションズは2025年4月8日、金融機関向けクラウドサービス「C-NOAH」にRPAソフトウェア「UiPath Platform」を追加したことを発表した。PCI DSSやFISCガイドラインなどの金融業界のセキュリティ要件に準拠したクラウド環境でUiPath Platformを利用できる環境を整備している。^[1]

UiPath Platformは操作しやすいインターフェースを備えたRPAソフトウェアであり、画像解析機能やAPI連携による機能拡張が可能となっている。豊富なテンプレートやサンプルが用意されており、金融機関における業務プロセスの自動化や運用の効率化が期待できるだろう。

C-NOAHのAI機能群の一部である「C-CodeBlossom」との連携により、システムのソースコードを解析して可視化することが可能だ。各部署が独自に作成したロボットの仕様を明確化し、意図せぬデータ処理や不正アクセスによる情報漏洩の抑制につながることが期待される。

C-NOAHのUiPath Platform提供内容まとめ

C-NOAHの詳細はこちら

RPAについて

RPAとは「Robotic Process Automation」の略称で、ソフトウェアロボットによる業務プロセスの自動化を実現する技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 定型的な業務作業を自動化し人的作業を削減
• ヒューマンエラーの防止と業務効率の向上を実現
• 既存システムを改修せずに業務自動化が可能

金融機関におけるRPAの活用は、大量の個人情報や取引データを扱う業務の効率化とセキュリティ強化に貢献している。CTCが提供するC-NOAHでは、UiPath Platformの導入により金融グレードのインフラ基盤の構築やアプリケーション開発にかかる初期費用や期間を抑えることが可能となった。

金融機関向けRPAサービスに関する考察

金融機関向けRPAサービスの導入には、セキュリティ要件への準拠とコスト最適化の両立が重要な課題となっている。C-NOAHによるUiPath Platformの提供は、金融機関特有のセキュリティ要件を満たしながら、業務効率化を実現する有効な解決策となるだろう。

今後の課題として、RPAの導入に伴う従業員のスキル向上や運用体制の整備が挙げられる。各部署が独自にロボットを作成・運用する場合、統一的なガバナンスの確立と維持が必要不可欠だ。C-CodeBlossomとの連携強化により、これらの課題解決が進むことが期待される。

金融機関のDX推進において、RPAは重要な役割を果たすことが予想される。AIやクラウドとの連携による新たな価値創造や、業務プロセスのさらなる最適化に向けて、RPAの活用範囲は今後も拡大していくだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「金融機関向けクラウドサービス「C-NOAH」にUiPath Platform™を追加 | 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000143.000108377.html, (参照 25-04-09).
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