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【CVE-2025-24210】Appleが複数OSの画像処理脆弱性を修正、ユーザー情報漏洩のリスクに対処

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Appleが複数OSのセキュリティアップデートを公開
  • 画像処理に関する脆弱性の修正を実施
  • ユーザー情報漏洩のリスクに対処

Appleの複数OSにおける画像処理の脆弱性

Appleは2025年3月31日、visionOS 2.4、macOS Ventura 13.7.5、tvOS 18.4、iPadOS 17.7.6、iOS 18.4およびiPadOS 18.4、macOS Sequoia 15.4、macOS Sonoma 14.7.5において、画像処理に関する脆弱性の修正を実施した。この脆弱性は画像の解析処理において論理エラーが存在し、ユーザー情報が漏洩する可能性があった。[1]

この脆弱性は【CVE-2025-24210】として識別されており、CVSSスコアは5.5(深刻度:中)と評価されている。攻撃には特権が必要であり、ローカルからの攻撃が可能であるものの、実行の自動化は困難とされており、技術的な影響は部分的なものに留まっている。

Appleは本脆弱性に対してエラー処理の改善による対策を実施しており、上記バージョンへのアップデートにより解決される。影響を受けるのは各OSの更新前のバージョンであり、ユーザーは速やかに最新版へのアップデートを実施することが推奨される。

影響を受けるバージョンまとめ

OS 影響を受けるバージョン 修正バージョン
visionOS 2.4未満 2.4
macOS Ventura 13.7.5未満 13.7.5
tvOS 18.4未満 18.4
iPadOS 17.7.6/18.4未満 17.7.6/18.4
iOS 18.4未満 18.4
macOS Sequoia 15.4未満 15.4
macOS Sonoma 14.7.5未満 14.7.5

論理エラーについて

論理エラーとは、プログラムの実行順序や条件分岐などの論理的な構造に起因する不具合のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • プログラムの制御フローや演算順序の誤りによって発生
  • セキュリティ上の脆弱性につながる可能性がある
  • 入力値の検証や例外処理の不備が原因となることが多い

本脆弱性では画像処理における論理エラーが原因となっており、CWE-783(演算子優先順位の論理エラー)に分類されている。この種の脆弱性は適切なエラー処理の実装により対策が可能であり、Appleは今回のアップデートでこの問題に対処している。

Appleの画像処理脆弱性に関する考察

今回の脆弱性対応は、画像処理という基本的かつ重要な機能に関するものであり、複数のOSに影響を与える広範な問題であった。特にvisionOSなど新しいプラットフォームも含まれていることから、Appleのセキュリティ対応の迅速性と包括性が評価できる。

しかし、画像処理における論理エラーの存在は、同様の問題が他の処理系にも潜在している可能性を示唆している。今後はコードレビューやテストケースの拡充など、開発プロセスの強化が求められるだろう。

また、複数のOSバージョンが存在する中で、ユーザーへのアップデート告知や適用の徹底が課題となる。特に古いバージョンを使用し続けているユーザーへの周知と、アップデートの促進が重要になると考えられる。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-24210, (参照 25-04-10).
  2. 1966
  3. Apple. https://www.apple.com/jp/

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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