AI

エーアイ

公開：2025-04-10

キヤノンITSが画像解析AIシステム「Bind Vision」に新機能「カスタムマップ」を追加、地図上のデータ管理と業務効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• キヤノンITSがBind Visionに新機能「カスタムマップ」を提供開始
• 地図上に画像やテキストデータを登録・共有できる機能
• 業務効率化と情報の一元管理を実現する画像解析AIシステム

キヤノンITSが画像解析AIシステム「Bind Vision」の新機能「カスタムマップ」を提供開始

キヤノンITソリューションズ株式会社（以下、キヤノンITS）は2025年4月8日、画像解析AIシステムで必要なWebシステムをクラウドで提供し、API利用により手軽な画像解析を支援する「Bind Vision」の新機能「カスタムマップ」の提供を開始した。「カスタムマップ」は地図上の任意の場所に画像やテキストデータを登録できる機能で、設備の点検や各種訪問活動など日々の業務で報告や共有が必要な情報を場所に関する情報とともに容易に記録し共有することが可能になっている。^[1]

スマートフォンからも操作可能なこの新機能は、外出先での利用により業務効率化が図れるとともに、複数のマップの作成にも対応しており用途に応じた管理が可能となっている。キヤノンITSは今後、登録情報のアップロード/ダウンロードを行うAPIを提供し、他のシステムとの連携も計画しているため、さらなる業務効率化が期待できるだろう。

「Bind Vision」はWebシステム機能を担う「プラットフォーム」をベースに、独自開発画像解析AI「クラウドAI」と「エッジAI」を加えた3つの要素で構成されており、受信したデータはデータストアに保存され、ブラウザ上のダッシュボードから手軽にグラフィカルにデータを閲覧することができる。これまで防災用途での使用時にアラート通知に基づく被災状況や対策状況の記録といった業務のデータ管理は別のシステムが必要であったが、今回のカスタムマップ機能追加により業務データも「Bind Vision」で一元管理が可能となった。

Bind Visionのサービス内容と価格

画像解析AIシステムについて

画像解析AIシステムとは、コンピュータビジョン技術を活用して画像やビデオから情報を抽出・分析するシステムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 画像認識・パターン検出によるデータ分析の自動化
• Webシステムとの連携によるデータの可視化と共有
• クラウドベースでの処理による柔軟なスケーラビリティ

キヤノンITSの「Bind Vision」では、このような画像解析AIシステムの構築に必要なWebシステム部分をクラウドサービスとして提供している。「プラットフォーム」はWeb APIによる画像や数値データの登録/配信機能を提供しており、利用者が開発したAI解析結果の受信も可能だ。煙検出AI機能や水位測定AIといった防災用途の機能も搭載されており、今回の「カスタムマップ」機能追加によって業務の効率化と情報の一貫性向上が促進される。

参考サイト

1. ^ キヤノンITソリューションズ株式会社. 「画像AI連携プラットフォーム「Bind Vision」の新機能「カスタムマップ」を提供開始　画像解析AIシステム開発の効率化を支援｜お知らせ｜キヤノンITソリューションズ」. https://www.canon-its.co.jp/corporate/info/2025/info-0408, (参照 25-04-10).
5657

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「AI」に関するコラム一覧「AI」に関するニュース一覧