NECプラットフォームズがAMD Embedded+採用マザーボードを開発、国内初の認定取得でエッジAI処理の効率化を実現

PR TIMES より
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記事の要約
- NECプラットフォームズがAMD Embedded+採用マザーボードを開発
- 国内初のAMD認定取得でエッジAIデバイスの処理効率向上
- 2025年4月23日からJapan IT Week春で展示予定
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NECプラットフォームズのAMD Embedded+採用マザーボード開発
NECプラットフォームズは2025年4月22日、AMD Ryzen組込みプロセッサーとAMD Versal アダプティブSoCを統合したAMD Embedded+アーキテクチャ採用のマザーボードを開発したことを発表した。AMD社から国内初となる認定を取得し、メディカル・モビリティ・インダストリ領域向けにコンパクトボックス型コントローラのラインナップに追加される予定だ。[1]
AMD Embedded+アーキテクチャは、AMD Ryzen組込み型プロセッサーとAMD Versal AI Edgeシリーズの適応型SoCを単一のボード上に搭載することが特徴となっている。AIアクセラレーターデバイスの開発時間を短縮し、より迅速な市場投入を実現することが可能になるだろう。
このマザーボードは、オールインワンでスケーラブルかつ電力効率の高い設計を実現している。カスタムインターフェースにも対応しており、プログラマブルロジックとVersal AIエンジンによるアクセラレーションを活用することで、低消費電力・低レイテンシの画像処理・エッジAI推論を可能にするのだ。
AMD Embedded+採用マザーボードの特徴まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
プロセッサー構成 | AMD Ryzen組込み型CPU(x86)とAMD Versal適応型SoC(FPGA)の統合 |
主な特長 | オールインワン高性能設計、カスタムインターフェース対応 |
対応OS | Windows OS対応 |
展示予定 | Japan IT Week春2025(4月23日~25日) |
認定状況 | AMD社による認定取得(国内初) |
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FPGAについて
FPGAとはField Programmable Gate Arrayの略称で、ユーザーが設計したプログラマブルな集積回路のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーによるプログラミング可能な集積回路設計
- 汎用マイクロプロセッサーと比べて高速処理が可能
- 特定業種や用途に特化した処理に最適化
NECプラットフォームズの新マザーボードではFPGAの特性を活かし、AMD Versal適応型SoCとして実装することでAI処理の高速化を実現している。さらに独自のサポートパッケージを提供予定であり、FPGAベースの製品開発および展開の簡素化を目指しているのだ。
AMD Embedded+採用マザーボードに関する考察
AMD Embedded+アーキテクチャの採用により、エッジAIデバイスの処理効率と開発効率の両面で大きな進展が期待できる。特にWindows OS対応によるユーザビリティの向上と、FPGAによる高速処理の実現は、産業用途での実用性を大きく高めることになるだろう。
今後の課題として、FPGAプログラミングの専門性の高さが普及の障壁となる可能性がある。NECプラットフォームズが提供予定の独自サポートパッケージがどの程度開発の簡素化に貢献できるか、実際の運用での評価が重要になってくるだろう。
エッジAIの実用化において、処理の低遅延化と省電力化は常に重要な課題となっている。AMD Embedded+アーキテクチャを採用したマザーボードは、これらの課題に対する有効な解決策となり得る。今後は様々な産業分野での実装事例の蓄積とノウハウの共有が期待される。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「NECプラットフォームズ、「AMD Embedded+」を採用したマザーボードを開発し、国内初の認定を取得 | NECプラットフォームズ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000127290.html, (参照 25-04-23). 3314
- NEC. https://jpn.nec.com/
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