富士通がAIトラスト技術をAKOS AIに提供、EUのAI規制法準拠のガバナンスプラットフォーム開発へ活用
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記事の要約
- 富士通がAIトラスト技術のライセンスをAKOS AIに提供
- AKOS AIがAIガバナンスプラットフォーム「AKOS HUB」を開発
- EUのAI規制法に準拠したリスク管理サービスを4月より提供開始
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富士通がAIトラスト技術をイタリアAKOS AIへ提供、AIガバナンスプラットフォームの開発に貢献
富士通株式会社は2025年4月18日、同社が開発したAIトラスト技術のライセンスをイタリアのスタートアップ企業AKOS AIに提供したことを発表した。AIトラスト技術は富士通のAIサービス「Fujitsu Kozuchi」のコア技術であるAI公平性技術を含む5つの技術から構成され、包括的なAIガバナンスによりサービス導入に伴うリスクの軽減を可能にしている。[1]
AKOS AIは富士通から提供されたAIトラスト技術を活用し、AIガバナンスプラットフォーム「AKOS HUB」を開発した。このプラットフォームはEUのAI規制法に準拠したリスク管理や一般的なAIガバナンスのサービスとして、2025年4月より企業や団体向けにグローバル展開される予定だ。
両社は今後も継続的な連携を通じて、EUのAI規制法への適合性評価支援によって顧客のAIサービスの透明性確保とリスク管理に貢献していく。さらに企業のコンプライアンス対応や責任あるAI開発の支援を通じて、信頼性の高いデジタル社会の実現を目指している。
AKOS HUBの主要パッケージまとめ
EU AI規制法準拠支援 | AI倫理影響評価 | AIリスク評価 | AI公平性検証 | LLMパッケージ | |
---|---|---|---|---|---|
主な機能 | 法的義務の明確化 | 倫理リスクの評価 | ライフサイクル管理 | バイアス検知・緩和 | LLMのバイアス診断 |
特徴 | コンプライアンスレポート作成 | インシデントレポート参照 | 証跡・履歴管理 | 公平性と精度の最適化 | 多様な視点での評価 |
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AIガバナンスについて
AIガバナンスとは、AI技術の開発・利用における透明性、説明責任、公平性、安全性を確保するための包括的な管理体制のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- AIシステムのリスク評価と管理体制の構築
- 倫理的な問題やバイアスへの対処
- 法規制やガイドラインへの準拠
2024年8月に発効したEUのAI規制法では、AIシステムをリスクレベルに応じて分類し、適切な管理体制の構築を求めている。最も高いリスクカテゴリに分類されるAIシステムの利用を完全に禁止する規則は2025年2月2日に施行され、今後はハイリスクAIシステムへの透明性確保やリスク管理システムの実装が必須となっている。
参考サイト
- ^ FUJITSU. 「AKOS AI、富士通のAIトラスト技術を活用し、AIシステムへの欧州AI規制法対応を支援するサービスを提供開始出 : 富士通」. https://pr.fujitsu.com/jp/news/2025/04/18.html, (参照 25-04-23). 3693
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