三菱重工サーマルシステムズ、低GWP冷媒採用ターボ冷凍機で技術賞受賞、省エネと環境負荷低減に貢献

PR TIMES より
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記事の要約
- 三菱重工サーマルシステムズが技術賞を受賞
- 低GWP冷媒HFO-1234yf採用ターボ冷凍機開発
- 大容量(300~5400冷凍トン)で省エネ・省スペースを実現
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三菱重工サーマルシステムズの低GWP冷媒採用ターボ冷凍機「JHT-Y/JHT-YIシリーズ」
三菱重工サーマルシステムズは2025年5月15日、低GWP冷媒HFO-1234yfを採用した大容量ターボ冷凍機「JHT-Y/JHT-YIシリーズ」の開発で、日本冷凍空調学会賞の技術賞を受賞したと発表した。このシリーズは、300~5,400冷凍トンに対応し、大規模施設の多様なニーズに対応できるのだ。
固定速機とインバータ機があり、高い省エネ性能を実現している。定格COPは最大6.4、インバータ機のIPLVは8.8、部分負荷での最高COPは24.9と、従来製品と比較して大幅な省エネ効果が期待できる。圧縮機の小型化と構造工夫により省スペース化も実現しており、従来製品からのスムーズな更新も可能だ。
HFO-1234yf冷媒はGWPが1未満で環境負荷が極めて低く、フロン排出抑制法の適用を受けない。高GWP冷媒を採用した従来製品からの更新で、電力消費量とCO2排出量を年間約65%削減できるため、環境負荷の低減に大きく貢献する。空調用途に加え、暖房用途や飲料工場の低温加熱など、幅広い用途に対応できる点が大きな特徴だ。
受賞製品と性能
項目 | 詳細 |
---|---|
製品名 | JHT-Y/JHT-YIシリーズ |
冷媒 | HFO-1234yf |
容量 | 300~5,400冷凍トン |
定格COP | 最大6.4 |
インバータ機IPLV | 8.8 |
部分負荷時最高COP | 24.9 |
CO2排出量削減効果 | 従来製品比約65%削減 |
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低GWP冷媒HFO-1234yfについて
HFO-1234yfは、地球温暖化係数(GWP)が1未満でオゾン層破壊係数(ODP)がゼロの冷媒である。従来の高GWP冷媒に比べて環境負荷が極めて低い点が大きなメリットだ。
- GWP値が低い
- ODP値がゼロ
- フロン排出抑制法の適用を受けない
そのため、地球温暖化への影響を抑制し、環境保全に貢献できる。カーエアコンや自動販売機などにも使用されている、安全性の高い冷媒と言えるだろう。
JHT-Y/JHT-YIシリーズに関する考察
JHT-Y/JHT-YIシリーズは、省エネ性と環境配慮の両立を実現した優れた製品だと言える。大容量に対応できるため、データセンターなど大規模施設への導入が期待できる。しかし、導入コストが高額になる可能性や、メンテナンスの容易性など、導入前に検討すべき課題もあるだろう。
今後、さらに省エネ性能の向上や、多様なニーズに対応できる機能追加が求められるだろう。例えば、AIを活用した制御システムの導入や、遠隔監視機能の強化などが考えられる。また、冷媒の更なる低GWP化や、廃棄時の環境負荷低減に向けた取り組みも重要となるだろう。
三菱重工サーマルシステムズには、今後も低GWP冷媒を用いた高性能製品の開発を継続し、地球規模での環境保全に貢献していくことを期待したい。技術革新を続け、市場のニーズを的確に捉えた製品開発が求められるだろう。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「三菱重工サーマルシステムズが日本冷凍空調学会の技術賞を受賞 | 三菱重工業株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000697.000025611.html, (参照 25-05-17). 2144
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