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公開：2024-12-05

JVCケンウッドが横浜本社地区をValue Creation Squareとして本格稼働、分散していた部門の集約でイノベーション創出を促進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• JVCケンウッドが横浜本社地区を価値創造の拠点VCSとして稼働開始
• 新ビルHybrid Centerが完成し分散していた部門が集結
• ハイブリッドワーク環境の整備で働き方改革を推進

JVCケンウッドがValue Creation Squareを本格稼働

株式会社JVCケンウッドは、横浜本社地区を価値創造の拠点Value Creation Square（VCS）として創設し2024年12月4日より本格稼働を開始した。VCSは新ビルHybrid Center、従来の本社ビルThe Central、およびTesting Labの3つのビルで構成され、これまで分散していた技術や研究開発、営業、商品企画、コーポレート部門の各部門が集結することになった。^[1]

新ビルHybrid Centerには、1階から最上階まで続く大きな吹き抜けに階段を設け開放的な空間を実現し、執務フロアの中央部には会議室やコラボレーションスペースを配置することでコミュニケーションを促進する設計となっている。また、オープンスペースには気軽に立ち寄りやすい「JKC PLAZA」や大階段を設置し、共創が促される空間を整備したのだ。

VCSの執務エリアは分野別や事業部別ではなく、技術・商品企画・営業などの機能別に配置することで、分野や事業の垣根を超えた交流のきっかけが生まれるようなレイアウトを採用している。さらに、技術部門の執務エリアは什器や設備を標準化し、どのフロアでも同じ業務環境とすることでエンジニアの流動性を高めることを目指すだろう。

新ビルHybrid Centerの概要

Value Creation Squareの詳細はこちら

ハイブリッドワークについて

ハイブリッドワークとは、オフィス勤務とリモートワークを組み合わせた働き方のことを指している。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 場所や時間に縛られない柔軟な働き方が可能
• 対面とオンラインのコミュニケーションを使い分け
• 生産性とワークライフバランスの両立を実現

JVCケンウッドのValue Creation Squareでは、オンサイト勤務ではオープンコミュニケーションの活性化を目指した環境づくりを行い、オフサイト勤務では在宅勤務の整備やサテライトオフィスの充実化を実施している。柔軟な人事制度と環境整備により、多様な働き方の実現を目指しているのだ。

Value Creation Squareに関する考察

JVCケンウッドのValue Creation Squareは、分散していた部門を集約することで部門間の連携強化とイノベーション創出を促進する取り組みとして評価できる。一方で、大規模な組織改編に伴う業務の混乱や、従来の業務フローの見直しが必要になる可能性もあるだろう。

このような課題に対しては、段階的な移行期間の設定や、部門間のコミュニケーション促進施策の実施が有効な解決策として考えられる。また、従業員の働き方の選択肢を増やすことで、個々人の生産性向上やワークライフバランスの改善にもつながることが期待できるだろう。

今後は、ハイブリッドワーク環境をさらに進化させ、より柔軟な働き方を実現する仕組みづくりが求められる。特に、オンライン・オフラインのコミュニケーションツールの整備や、成果評価の仕組みの見直しなど、新しい働き方に適した制度設計が重要になってくるはずだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「横浜本社地区を価値創造の拠点「Value Creation Square」として本格稼働を開始 | 株式会社JVCケンウッドのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000505.000045133.html, (参照 24-12-05).

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