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公開：2024-12-05

京都大学発のTerraInsightが統合水資源管理プラットフォームを公開、水関連産業のデータ分析基盤を強化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 京大発のTerraInsightが統合水資源管理プラットフォームを公開
• 全球250年分の水関連ビッグデータを活用した解析が可能
• 水資源量や水ストレスをマップ上で分析・評価

京都大学発の統合水資源管理プラットフォームTerraInsightの提供開始

株式会社TerraInsightは京都大学防災研究所の統合水資源管理モデルを活用し、水関連産業向けの自然関連データプラットフォームTerraInsightを2024年12月3日に公開した。このプラットフォームは全球250年分の水文ビッグデータを保有しており、水資源量や水ストレスなどの水関連リスクをマップ上で分析・評価することが可能となっている。^[1]

TerraInsightの特徴として、気候変動や社会活動等の公開データと個別の事業データを組み合わせることで、企業や自治体に最適化されたデータセットの選定が可能となっている。また必要に応じて現地調査や計測機器の設置により、高解像度での解析にも対応することができるだろう。

モデル開発者やデータサイエンティスト、システムエンジニアなどの専門人材が在籍しており、シミュレーション解析から標準データベース構築、機能カスタマイズまでをワンストップで提供している。これにより顧客のニーズに応じた柔軟なサービス展開が実現されている。

TerraInsightの機能とメリットまとめ

TerraInsightの詳細はこちら

統合水資源管理モデルについて

統合水資源管理モデルとは、水循環における陸面過程を正確に再現するための解析モデルのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 大気や陸面での水の流れを追跡し水資源量を算出
• 雪氷、湖沼、河川、土壌内の水分、地下水などを包括的に分析
• 気候変動シナリオに基づく水ストレス予測が可能

TerraInsightで採用されている統合水資源管理モデルは、京都大学防災研究所の田中賢治教授による30年以上の研究成果に基づいている。このモデルはSiBUCを用いて水循環における陸面過程を正確に再現することができ、グローバルレベルでの水資源管理に活用されている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「京大発の水資源スタートアップが、ビジネスの機会やリスク分析に役立つ自然関連データプラットフォーム『TerraInsight』を公開しました | 株式会社TerraInsightのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000151053.html, (参照 24-12-05).

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