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公開：2024-12-05

つくるAIがクラウドボリュームチェックサービスをRegraceへ提供開始、不動産開発業務の効率化に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• つくるAIがボリュームチェックサービスをRegraceに提供開始
• 公図から消化容積を算出し日影図や天空率も表示可能
• 不動産開発業務の効率化とコスト削減を実現

つくるAI VCプロのクラウドボリュームチェックサービス開始

トグルホールディングス株式会社の子会社であるつくるAI株式会社は、株式会社Regraceへクラウドボリュームチェックサービス「つくるAI VCプロ」の提供を2024年12月4日より開始した。つくるAIは7月にトグルホールディングスから分社化したテックカンパニーで、AI・LLM技術を活用し不動産業界の革新的なサービスを展開している。^[1]

つくるAI VCプロは公図または地積測量図から物件情報を入力し道路幅を選択するだけで、都市計画情報に基づいた消化容積を自動算出することが可能となっている。さらに日影図や天空率の図面表示機能を備え、共同住宅のレンタブル比計算やCADソフトへのDXFファイル出力にも対応することで、設計業務の効率化を実現したのだ。

Regrace社はこれまで個人向け不動産コンサルティング事業を展開していたが、2022年頃から不動産開発事業に注力し始めており、ボリュームチェック作業の効率化が課題となっていた。つくるAI VCプロの導入により、外部依頼が不要となりコスト削減と業務効率化の両立を達成している。

つくるAI VCプロの主な機能まとめ

つくるAIの詳細はこちら

消化容積について

消化容積とは、建築基準法に基づいて算出される建物の床面積の合計のことを指しており、敷地面積に容積率を乗じた値が上限となる。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 建物の規模を決定する重要な指標
• 用途地域や地区計画により上限が設定される
• 道路幅員や日影規制により制限を受ける

不動産開発事業において消化容積の算出は、開発用地取引の初期検討段階で重要な意味を持っている。従来は建築の専門知識を持った設計士などにヒアリングする必要があり時間がかかっていたが、つくるAI VCプロの導入により営業担当者でも瞬時に算出することが可能となった。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「新サービスのクラウドボリュームチェック「つくるAI VCプロ」、Regraceにサービス提供開始 | トグルホールディングス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000097866.html, (参照 24-12-05).

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