AI

エーアイ

公開：2024-12-05

カオナビが人的資本データnavi β版を拡充、全上場企業の2023年度有価証券報告書データを追加しAI活用による効率的な情報収集を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• カオナビが人的資本データnavi β版の2023年度データを追加
• AI技術を活用し全上場企業の有価証券報告書データを収集
• 人的資本に関連する開示情報を一元的に検索可能に

カオナビの人的資本データnavi β版のデータ拡充

株式会社カオナビは、人的資本の開示情報を一元管理できる「人的資本データnavi β版」の機能を拡充し、2024年12月4日に全上場企業の2023年度有価証券報告書データを追加した。EDINET上で期限内に提出された東証・名証・福証・札証の上場企業の有価証券報告書に記載されている人的資本関連情報が網羅的に検索できるようになった。^[1]

データ収集プロセスにおいてはAI技術を新たに導入し、EDINETが提供するCSVデータと有価証券報告書のPDFから効率的に情報を収集している。専門スタッフによるデータチェックを実施することで情報の正確性と信頼性を担保し、ユーザーが安心して活用できる環境を整備している。

本サービスでは女性管理職比率や男性の育児休業取得率、男女間賃金格差などの平均値を算出し、棒グラフでの可視化が可能となっている。従業員数・業種・エリアなどの条件で絞り込みや並び替えができ、同業種企業との比較分析を通じて自社の強みや課題を明確化できるようになった。

人的資本データnavi β版の主要機能まとめ

人的資本データnaviの詳細はこちら

人的資本について

人的資本とは、企業における人材が持つ知識やスキル、経験などの無形資産の総称であり、企業価値を構成する重要な要素として注目されている。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 従業員の能力や経験が企業の競争力に直結
• 教育投資や働き方改革により向上が可能
• 定量的な測定と開示が求められている

人的資本の可視化と分析は、企業の持続的な成長において重要な課題となっている。タレントマネジメントシステム「カオナビ」を提供する株式会社カオナビは、3,900社以上の導入実績を持ち、企業の人材戦略実現に貢献している。

人的資本データnavi β版に関する考察

人的資本データnavi β版によって、企業間での人材関連指標の比較が容易になったことは、人事戦略の立案において大きな意義がある。特に女性管理職比率や育児休業取得率などの重要指標を業界平均と比較できることで、自社の現状把握と改善点の特定が効率的に行えるようになっている。

しかし今後はデータの更新頻度や分析指標の拡充が課題となる可能性がある。特に企業規模や業界特性によって必要な指標が異なることから、カスタマイズ可能な分析機能の追加が望まれるだろう。

また企業のESG評価において人的資本の重要性が高まっていることから、投資家向けの分析機能の強化も期待される。人材データの標準化と分析基盤の整備を通じて、企業の持続的な成長と社会的価値の向上に貢献することが求められている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「「人的資本データnavi β版」がAIを活用し、全上場企業の2023年度・有価証券報告書データを追加 | 株式会社カオナビのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000213.000030113.html, (参照 24-12-05).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「AI」に関するコラム一覧「AI」に関するニュース一覧