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【CVE-2024-11995】code-projects Farmacia 1.0にXSS脆弱性が発見、決済処理ページに深刻な影響のおそれ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • code-projects Farmacia 1.0にXSS脆弱性が発見
  • pagamento.phpファイルのtotal引数で発生
  • CVE-2024-11995として公開済み

code-projects Farmacia 1.0のXSS脆弱性

VulDBは2024年11月29日、code-projects Farmacia 1.0のpagamento.phpファイルにクロスサイトスクリプティング脆弱性が存在することを公開した。この脆弱性は【CVE-2024-11995】として識別されており、total引数の操作によって引き起こされる可能性がある深刻な問題となっている。[1]

この脆弱性はリモートから攻撃を仕掛けることが可能であり、既に一般に公開されて悪用される可能性が指摘されている。CVSSスコアは最新のバージョン4.0で5.3(MEDIUM)と評価されており、適切な権限を持つ攻撃者によって引き起こされる可能性が高いとされている。

VulDBの分析によると、この脆弱性はCWE-79(クロスサイトスクリプティング)およびCWE-94(コードインジェクション)に分類されている。攻撃者は特権レベルを必要とせずに攻撃を実行できる可能性があり、情報の完全性に影響を与える可能性が指摘されているのだ。

code-projects Farmacia 1.0の脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-11995
影響を受けるバージョン code-projects Farmacia 1.0
脆弱性の種類 クロスサイトスクリプティング(CWE-79)、コードインジェクション(CWE-94)
CVSSスコア 5.3(MEDIUM)
報告者 sp4rksec
公開日 2024年11月29日
脆弱性の詳細はこちら

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一種であり、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWeb上で実行させる攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーの入力値を適切にサニタイズせずに出力する脆弱性
  • Cookieの窃取やセッションハイジャックなどの攻撃が可能
  • ユーザーの権限で任意のスクリプトを実行可能

code-projects Farmacia 1.0で発見された脆弱性は、pagamento.phpファイルのtotal引数を適切に検証していないことに起因している。この脆弱性を利用することで、攻撃者は正規のユーザーのブラウザ上で悪意のあるスクリプトを実行し、重要な情報を窃取する可能性がある。

code-projects Farmacia 1.0の脆弱性に関する考察

code-projects Farmacia 1.0の脆弱性が公開されたことで、ECサイトにおけるセキュリティ対策の重要性が改めて浮き彫りとなった。特に決済処理を行うページでの脆弱性は、ユーザーの金銭的な被害に直結する可能性があるため、開発者はユーザー入力値の適切なバリデーションとサニタイズを徹底する必要がある。

今後は同様の脆弱性を防ぐため、開発者向けのセキュリティガイドラインの整備や、コードレビューの強化が求められるだろう。特にオープンソースプロジェクトにおいては、コミュニティ全体でセキュリティ意識を高め、脆弱性の早期発見と修正に取り組む体制を構築することが重要である。

また、ECサイトを運営する事業者は、定期的なセキュリティ診断や脆弱性診断を実施し、新たな脆弱性への対策を継続的に行う必要がある。特にPHPベースのECサイトでは、SQLインジェクションやXSSなどの脆弱性が発見されやすい傾向にあるため、より一層の注意が必要だろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE-2024-11995 | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-11995, (参照 24-12-06).

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