SiKiTOと黒滝村森林組合が四季を取り入れる枝ものプロジェクトでウッドデザイン賞2024優秀賞を受賞、都市部での自然との繋がりを創出

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

株式会社TRINUSと黒滝村森林組合は、「暮らしに四季を取り入れる、枝ものを広げるプロジェクト」でウッドデザイン賞2024のライフスタイルデザイン部門において優秀賞を受賞した。2024年12月4日に東京ビッグサイトで表彰式が実施され、12月6日まで展示が行われている。^[1]

このプロジェクトでは、四季折々の枝ものが毎月届く定期便サービスを提供しており、春の桜や秋の紅葉など、都市生活者が自然との繋がりを感じられる取り組みを展開している。また、現代のインテリアに調和する専用花器「EDA VASE」を開発し、枝ものを手軽に楽しめる環境を整備した。

2024年9月には幕張に「SiKiTOCAFE」をオープンし、店内に枝ものを飾り、ロス枝のブーケ販売や香りの良い枝を使用したドリンクを提供している。黒滝村森林組合との連携により、アセビなどの枝ものを地域の新たな産品として出荷する取り組みも進めている。

項目	詳細
受賞内容	ウッドデザイン賞2024 ライフスタイルデザイン部門優秀賞（林野庁長官賞）
主なサービス	枝もの定期便、専用花器EDA VASE、SiKiTOCAFE運営
地域貢献	黒滝村での枝もの産地形成、地域資源の有効活用
評価ポイント	木に親しむ暮らしの提案、林産地への還元、森林資源の状況伝達

ウッドデザイン賞とは、一般社団法人日本ウッドデザイン協会が主催する顕彰制度のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

この賞は、木材を活用した優れた取り組みを評価することで、持続可能な社会の実現に貢献している。枝ものプロジェクトにおいては、伝統的な文化の現代的再解釈と都市部での自然との繋がりの創出が高く評価されている。

枝もの文化を現代のライフスタイルに取り入れる試みは、都市生活者の自然との関係性を再構築する重要な取り組みである。特に定期便サービスと専用花器の開発は、従来の枝もの文化の敷居を下げ、より多くの人々が四季を感じられる機会を創出することに成功している。

今後の課題として、枝ものの安定供給体制の確立と品質管理の標準化が挙げられる。季節や天候の影響を受けやすい自然素材を扱うため、供給chain全体での綿密な連携と管理体制の構築が必要不可欠だ。需要拡大に向けた持続可能な採取方法の確立も重要な検討課題となるだろう。

将来的には、地域資源の活用モデルとして他の地域への展開も期待される。黒滝村での成功事例を基に、各地域の特色ある植物資源を活かした新たな価値創造の可能性を探ることで、より多様な展開が見込めるはずだ。

^ PR TIMES. 「SiKiTOと黒滝村森林組合「暮らしに四季を取り入れる、枝ものを広げるプロジェクト」ウッドデザイン賞2024 優秀賞（林野庁長官賞）受賞 | 株式会社TRINUSのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000014436.html, (参照 24-12-06).

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