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MANAGEMENT

公開：2024-12-11

KPMGジャパンがCFOサーベイ2024を発表、企業価値向上に向けた事業の選択と集中がCFOの重要役割に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• KPMGジャパンがCFOサーベイ2024を発表
• CFOの重要役割として事業の選択と集中が最多
• 経理財務部門の事業ポートフォリオ見直しが加速

KPMGジャパンがCFOサーベイ2024で企業価値向上への取り組みを分析

KPMGジャパンは上場企業のCFOを対象とした「KPMGジャパン CFOサーベイ2024」を2024年12月10日に発表した。調査では事業の選択と集中について果断な経営判断に対するCFOの役割の重要性が増していることが明らかになっており、持続的な企業価値向上のために経営資源配分の最適化のための意思決定を推進することが最も重要なCFOの役割として認識されている。^[1]

CFOに求められる役割として最も期待が高いのは事業の選択と集中で全体の60%を占めており、全社視点でのリソース配分の最適化を行い企業価値向上の実現のために変革を推進する役割が期待されている。既存事業の収益性向上やオーガニック・インオーガニックな成長に向けた取り組みが優先度の高い課題として認識されているだろう。

CFOという役職の設置状況については売上高5,000億円以上の企業では約6割がCFOを設置し対外的な呼称として使用しており、大企業を中心に日本企業においてCFOという役職が定着しつつある。また経理財務部門の業務高度化において事業ポートフォリオの見直しやポートフォリオマネジメントの強化の優先度が前年から10ポイント上昇している。

KPMGジャパンCFOサーベイ2024の主要ポイントまとめ

CFOサーベイ2024の詳細はこちら

事業ポートフォリオマネジメントについて

事業ポートフォリオマネジメントとは、企業が保有する複数の事業を戦略的に管理・最適化する経営手法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 経営資源の最適配分による企業価値の最大化
• 定期的な事業評価と見直しによる収益性向上
• 新規事業への投資と不採算事業からの撤退判断

事業ポートフォリオマネジメントにおいては経営資源の最適配分と既存事業の収益性向上が重要な課題となっている。KPMGジャパンのCFOサーベイ2024では事業ポートフォリオの見直しやマネジメント強化の優先度が前年から10ポイント上昇しており、日本企業における事業ポートフォリオ改革への意識が高まっている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「「KPMGジャパン CFOサーベイ2024」を発表 | KPMGジャパンのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000141127.html, (参照 24-12-11).

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