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公開：2024-12-11

みずほ証券と楽天証券が共同システムを開発、オンライン手続きで顧客の利便性が向上へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• みずほ証券と楽天証券が共同システムを開発
• みずほ証券が12月23日からオンライン手続きサービスを開始
• 両社の事務分野における協業の第一弾を展開

みずほ証券と楽天証券が共同開発したオンラインシステム

みずほ証券株式会社と楽天証券株式会社は、各種変更等手続きをオンライン上で実行できる共同システムを開発したことを2024年12月9日に発表した。楽天証券が長年培ってきた優れたUI/UXを持つシステムをみずほ証券が共同利用できる仕組みを構築することで、顧客サービスの向上を図る取り組みを開始している。^[1]

みずほ証券では12月23日より本システムを導入し、これまで書面による届出が必要だった顧客情報等の変更や本人確認書類の提出をオンラインで受け付けることが可能になった。来店や郵送による手続きが不要となり、最短で当日中に変更が完了する仕組みによって顧客の利便性が大幅に向上するだろう。

証券会社2社によるシステムおよび事務分野での協業は、2023年11月に合意した戦略的な資本業務提携の強化の一環として進められている。両社はミドル・バックオフィス業務に関するシステムの共同化を通じて、顧客満足度と従業員満足度の向上、そしてオペレーション効率の改善を目指している。

オンラインシステムの特徴まとめ

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ミドル・バックオフィス業務について

ミドル・バックオフィス業務とは、金融機関における取引処理や事務管理など、業務執行を支援する後方部門の業務のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 取引記録の管理や決済処理などの事務作業を担当
• リスク管理や法令順守のモニタリングを実施
• 顧客情報の管理や各種報告書の作成を担う

みずほ証券と楽天証券が共同開発したシステムは、ミドル・バックオフィス業務の効率化を実現する重要な取り組みとなっている。オンライン化によって事務処理の負担が軽減され、業務効率の向上とコスト削減が期待できるため、両社の競争力強化につながるものと考えられる。

みずほ証券と楽天証券の共同システムに関する考察

証券業界におけるデジタルトランスフォーメーションの加速は、顧客の利便性向上とコスト削減の両面で重要な意味を持っている。みずほ証券と楽天証券の共同システム開発は、既存の紙ベースの手続きをオンライン化することで、顧客の手続き負担を大幅に軽減することが可能になるだろう。

今後の課題としては、セキュリティ対策の強化やシステムの安定性確保が挙げられる。個人情報を扱うオンラインシステムでは、不正アクセスや情報漏洩のリスクに備える必要があり、両社の継続的な投資と体制整備が求められているだろう。

証券業界全体としても、この取り組みを参考にした業務効率化の動きが加速する可能性が高い。特に中小規模の証券会社にとっては、独自のシステム開発にかかるコストを抑えつつ、顧客サービスの向上を実現する新たなモデルケースとなるはずだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「みずほ証券と楽天証券、共同システムを開発・導入　みずほ証券でのオンライン手続きサービスを開始 | 楽天証券株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000615.000011088.html, (参照 24-12-11).

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