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公開：2024-12-11

JINとRISEがイノベーション・マネジメントシステム促進で戦略的パートナーシップを締結、IMSプロフェッショナル認証の日本導入へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• JINとRISEがイノベーション・マネジメントシステム促進で戦略的パートナーシップを締結
• IMSプロフェッショナル認証の日本への導入を促進
• Systematic Innovation Management Awardの創設を推進

JINとRISEの戦略的パートナーシップ締結によるイノベーション促進

一般社団法人Japan Innovation Networkはスウェーデン国立研究所と、イノベーション・マネジメントシステム促進に関する戦略的パートナーシップを2024年12月9日に締結した。両者は2021年5月から連携合意書を締結してイノベーションのノウハウ共有と人材育成を推進してきたが、この度その連携をさらに深化させることになったのだ。^[1]

パートナーシップでは日本やスウェーデンにおけるイノベーション・マネジメントの実践事例の分析と公表、IMSプロフェッショナル認証の日本での導入・普及、そしてSystematic Innovation Management Awardの創設を進めていく予定だ。JINは2015年よりIMSの規格開発を行う日本唯一の団体として、国内意見の集約と国際交渉を推進してきた実績がある。

RISEはスウェーデンの国立研究所として持続可能な社会の実現に向けたイノベーションを推進しており、世界で初めてISO17024に準拠したイノベーションマネジメント・プロフェッショナルの個人認定資格を確立した実績を持つ。両者の連携により、日本のイノベーション・マネジメントシステムの発展が大きく前進するだろう。

戦略的パートナーシップの概要

イノベーション・マネジメントシステムについて

イノベーション・マネジメントシステム（IMS）とは、組織におけるイノベーション創出を体系的に管理・推進するための仕組みのことを指す。以下のような特徴を持っている。

• ISO 56000シリーズに基づく国際標準規格に準拠
• 組織的なイノベーション創出プロセスの確立
• イノベーション人材の育成と評価の体系化

IMSはJINが2015年より日本を代表して規格開発を行っており、国内企業のイノベーション創出力強化に重要な役割を果たしている。RISEとの戦略的パートナーシップにより、IMSプロフェッショナル認証の導入が進み、日本企業のイノベーション・マネジメント能力の向上が期待できる。

JINとRISEの戦略的パートナーシップに関する考察

イノベーション・マネジメントシステムの国際標準化を推進するJINと、世界初のIMSプロフェッショナル認証を確立したRISEの連携は、日本のイノベーション創出体制の強化に大きな意義を持つ。特にIMSプロフェッショナル認証の導入は、イノベーション人材の育成と評価の体系化を促進し、企業の競争力向上に貢献するだろう。

一方で、日本企業特有の組織文化や意思決定プロセスとの整合性確保が課題となる可能性がある。IMSの導入にあたっては、日本企業の実情に即した柔軟な適用方法の検討と、段階的な展開戦略の策定が必要となるだろう。

今後は両組織の知見を活かし、日本企業のイノベーション創出を支援する実践的なプログラムの開発が期待される。特にSystematic Innovation Management Awardの創設は、優れた取り組みの可視化と共有を促進し、日本全体のイノベーション・エコシステムの発展につながるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「スウェーデン国立研究所（RISE）とイノベーション・マネジメントシステム（IMS）促進で戦略的パートナーシップを締結 | 一般社団法人Japan Innovation Networkのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000042561.html, (参照 24-12-11).

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