BlackBerryがマルウェア検出数53%増を報告、日本がAPAC地域でトップに

PR TIMES より
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記事の要約
- BlackBerryがユニーク・マルウェアの検出数が53%増加したことを報告
- 日本がAPAC地域でマルウェア検出数トップに
- 重要インフラへの攻撃が80万件を超える事態に
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BlackBerryの最新脅威インテリジェンスレポートが示す深刻な状況
BlackBerry Japanは2024年第2四半期における最新版グローバル脅威インテリジェンスレポート2024年9月版を2024年12月10日に公開した。レポートによると検出・阻止したユニーク・マルウェアのサンプル数は1日平均1万1,500件を記録し前期比53%増となり、四半期版移行後で最高の増加率を示している。日本はAPAC地域でトップとなり全体で2位を記録したのだ。[1]
BlackBerryは2024年4月から6月の期間に総攻撃数370万件のサイバー攻撃を阻止しており前四半期から18%の増加が確認されている。重要インフラへの攻撃は80万件を超え特に金融セクターが全体の50%を占めており前期比25%増となったことで深刻な状況が浮き彫りとなった。
新たな脅威グループと取り締まりを逃れた脅威グループが新たなマルウェア開発に注力している実態が明らかになった。BlackSuitグループによる日本の大手総合エンターテインメント企業へのランサムウェア攻撃では正規コンポーネントを悪用する高度な手法が確認されており警戒が必要である。
サイバー攻撃の傾向まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
検出マルウェア数 | 1日平均1万1,500件(前期比53%増) |
総攻撃数 | 370万件(前期比18%増) |
重要インフラ攻撃 | 80万件以上(金融セクター50%) |
主な標的 | 政府、医療、金融、通信などの重要インフラ |
新たな脅威 | BlackSuitグループによるランサムウェア攻撃 |
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ランサムウェアについて
ランサムウェアとは、コンピューターシステムやデータを暗号化して使用不能にし、復号と引き換えに身代金を要求するマルウェアの一種である。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- システムやファイルを暗号化して使用不能にする機能
- 復号キーと引き換えに金銭を要求する仕組み
- 正規のコンポーネントを悪用する高度な攻撃手法
BlackSuitグループによる日本の大手総合エンターテインメント企業への攻撃では、正規のコンポーネントを悪用する高度な手法が確認されている。医療、教育、情報技術セクターを主な標的としており、その攻撃手法の巧妙さから深刻な脅威となっている。
サイバーセキュリティ対策に関する考察
BlackBerryの最新レポートが示す攻撃数の増加は、サイバーセキュリティ対策の重要性を改めて浮き彫りにしている。特にユニーク・マルウェアの検出数が53%増加したという事実は、攻撃者が新たな手法を次々と開発していることを示しており、従来の対策だけでは十分な防御が難しくなっている。
地政学的な緊張関係がサイバー攻撃を助長している現状において、今後はより高度な防御システムの構築が必要となるだろう。特に重要インフラを狙った攻撃が増加していることから、セキュリティ対策の強化と並行して、インシデント発生時の迅速な対応体制の整備も急務となっている。
また、BlackSuitのような新興ランサムウェアグループの台頭は、サイバーセキュリティの脅威が多様化していることを示している。今後は人工知能を活用した予防的な防御システムの導入や、セキュリティ専門家の育成など、複合的な対策が求められる。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「BlackBerry、サイバー攻撃におけるユニーク・マルウェアの使用が53%増加し、過去最高の増加率を示したことを報告 | BlackBerry Japan 株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000089.000060255.html, (参照 24-12-11).
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