NTTテクノクロスの匿名加工ソフトウェアtasokarenaがシェア首位を獲得、医療から行政まで幅広い分野で導入拡大

PR TIMES より
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記事の要約
- NTTテクノクロスのtasokarenaが匿名化ソリューション市場でシェア首位
- 2023年度の出荷金額シェアが25.0%を獲得
- 医療・金融・自治体など多様な業界での導入が進展
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NTTテクノクロスの匿名加工ソフトウェアtasokarenaがシェアNo.1を獲得
NTTテクノクロス株式会社は、富士キメラ総研が実施した調査において、匿名加工情報作成ソフトウェアtasokarenaが2023年度の出荷金額シェア25.0%を達成し、匿名化技術を活用して情報を秘匿化するソリューション市場でトップシェアを獲得したことを2024年12月10日に発表した。NTTテクノクロスはこの実績を背景に、市場のさらなる拡大を見据えた機能拡張を進めていく方針だ。[1]
2017年の改正個人情報保護法施行以降、医療・ヘルスケア分野における新薬開発や臨床研究をはじめ、金融、コールセンター、教育機関、小売業など幅広い業界で匿名加工ソリューションの需要が高まっている状況が続いている。さらに令和5年4月1日からの行政機関等匿名加工情報制度の施行により、自治体での導入も加速している。
tasokarenaは2018年7月から販売を開始し、データの特性や利用目的に応じた最適な加工方法を選択できる柔軟性を持ち、データの有用性を維持しながら匿名加工情報を作成できる特長を備えている。NTT社会情報研究所が開発した匿名化技術を活用しており、製品名は古語「誰そ彼」に由来するものとなっている。
tasokarenaの主な特徴まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
発売開始時期 | 2018年7月 |
市場シェア | 出荷金額シェア25.0%(2023年度) |
主な導入分野 | 医療・ヘルスケア、金融、コールセンター、教育機関、小売業、自治体 |
技術基盤 | NTT社会情報研究所開発の匿名化技術 |
製品名の由来 | 古語「誰そ彼」(人の見分けがつかない) |
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匿名加工情報について
匿名加工情報とは、個人情報保護法に基づき、特定の個人を識別することができないように加工して得られる個人に関する情報のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 特定の個人を再識別することが不可能な加工処理
- 本人の同意なく利活用が可能
- データの有用性を維持しながらの加工が可能
2017年5月に施行された改正個人情報保護法により、個人情報を匿名加工情報に加工して一定の条件を満たすことで、本人の同意なく柔軟な利活用が可能となっている。令和5年4月からは行政機関等匿名加工情報制度も施行され、公的機関でもその活用が進んでいる。
匿名加工ソリューション市場の考察
匿名加工ソリューション市場は、新薬開発や臨床研究、金融サービス、行政サービスなど、幅広い分野でのデータ活用ニーズの高まりを受けて着実な成長を遂げている。特に行政機関等匿名加工情報制度の施行により、自治体での導入が加速しており、今後も市場規模の拡大が見込まれるだろう。
一方で、データの匿名性と有用性のバランスをどのように取るかが重要な課題となっている。匿名加工の度合いが強すぎるとデータの価値が低下し、弱すぎると個人の特定リスクが高まるため、用途に応じた適切な加工方法の選択が必要になってくるだろう。
今後は、AI技術の進展に伴い、より高度な匿名加工技術や再識別リスクの評価手法が求められると予想される。また、グローバルでのデータ利活用を見据えた国際標準への対応や、新たな規制への迅速な適応も重要な課題となってくるはずだ。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「匿名加工情報作成ソフトウェア「tasokarena」匿名化技術を活用して情報を秘匿化するソリューション市場でベンダーシェアNo.1を獲得 | NTTテクノクロス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000052.000123990.html, (参照 24-12-11).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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