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公開：2024-12-12

Awarefyが4億円の資金調達を実施、AIメンタルパートナーのさらなる進化とリアル拠点展開へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Awarefyがシリーズ A ラウンドで 4億円の資金調達を実施
• AIメンタルパートナーの機能強化とリアル拠点の運営へ
• 生成AIによるメンタルヘルスケアの安全性と有効性を重視

AIメンタルパートナーAwarefyの資金調達とサービス拡大の取り組み

株式会社Awarefyは、DBC1号投資事業有限責任組合をリード投資家とするシリーズAラウンドにおいて総額約4億円の資金調達を2024年12月11日に実施した。AIメンタルパートナーアプリ「アウェアファイ」は2020年のサービス開始以降順調に成長を続け、2023年のAIチャットボット機能と2024年5月のAIレコメンド機能のリリースによってさらなる成長を遂げている。^[1]

アウェアファイの公式キャラクター「ファイさん」とユーザーとのチャットラリー数は直近半年間で300万件を突破し、メンタルヘルスケアの分野で確かな実績を築き上げている。今回の調達資金を活用し、2025年にはアプリのAI機能強化に加え、認知行動療法に基づくプログラムや心理・福祉の専門スタッフによる面談を提供するリアル拠点の運営も開始する予定だ。

メンタルヘルスケアの質を担保するため、公認心理師や臨床心理士、精神保健福祉士などの心理の資格保有者が社員の25%を占めており、専門性の高いサービス提供を実現している。また、2024年7月には信州大学の高橋史先生と共に「一般社団法人AIメンタルヘルスケア協会」を設立し、AIによるメンタルヘルスケアサービスの安全性と有効性の向上に取り組んでいる。

Awarefyの事業概要まとめ

認知行動療法について

認知行動療法とは、科学的な根拠に基づいて確立された心理療法の一つで、認知（物事の受け取り方や考え方）と行動の両面にアプローチする治療法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 思考パターンの変容を通じてメンタルヘルスの改善を図る
• 具体的な目標設定と段階的なアプローチを重視
• 短期間での効果が期待できる実践的な治療法

アウェアファイでは認知行動療法の理論をAI技術と組み合わせることで、ユーザーの心理状態に合わせた最適なサポートを提供している。専門スタッフによる面談プログラムの導入により、オンラインとオフラインの両面から効果的なメンタルヘルスケアを実現することが可能になるだろう。

Awarefyのメンタルヘルスケアサービスに関する考察

メンタルヘルスケアのデジタル化において、AIの活用は効率的なサポート提供と広範なユーザーへのアクセシビリティ向上を実現する重要な要素となっている。リアル拠点の運営開始は、デジタルとフィジカルを融合させた新しいメンタルヘルスケアの形を提示することになるだろう。

一方で、AIによるメンタルヘルスケアには依存性や誤情報提供のリスクが指摘されており、サービスの安全性と品質の担保が重要な課題となっている。専門資格保有者の積極採用や研究機関との連携によって、これらの課題に対する取り組みを強化することが求められるだろう。

今後は、生成AIの進化に伴うパーソナライズド機能の拡充や、リアル拠点でのケアとデジタルサービスの効果的な連携が期待される。メンタルヘルスケアの専門性を維持しながら、技術革新による利便性向上を両立させることが、サービスの持続的な成長につながるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「AIメンタルパートナー「アウェアファイ」、シリーズAラウンドで4億円の資金調達を実施 | 株式会社Awarefyのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000057374.html, (参照 24-12-12).

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