Nordic Semiconductorが新IoTプラットフォームThingy:91 Xを発表、セルラーIoTとWi-Fi位置測定の開発効率化を実現
PR TIMES より
スポンサーリンク
記事の要約
- Nordic ThingyでIoTプロトタイピングの効率化を実現
- LTE-M、NB-IoT、Wi-Fiなど複数の通信規格に対応
- nRF9151 SiPでコンパクト化とグローバル認証を実現
スポンサーリンク
Nordic Thingy:91 Xによるセルラー通信とWi-Fi位置測定の革新
ノルディック・セミコンダクターは新IoTプロトタイピングプラットフォーム「Nordic Thingy:91 X」を2024年12月11日に発表した。nRF9151システム・イン・パッケージを搭載したこの新プラットフォームは、従来のnRF9160およびnRF9161シリーズと比較してフットプリントを20%削減し、バッテリー駆動型のグローバル位置測定アプリケーションに最適化されている。[1]
Nordic Thingy:91 Xには環境条件を監視し動きを追跡する複数のセンサーとプログラム可能なボタン、LEDが搭載されており、1350mAhの充電式Li-Poバッテリーの管理にはnPM1300パワーマネジメントICが採用されている。OnomondoおよびWireless LogicのプリインストールSIMカードにより、即座にセルラーIoT接続が可能となっている。
位置測定技術については、nRF7002 Wi-FiコンパニオンICを採用し、Wi-FiサービスセットID位置測定とセルラー、GNSSなど複数の測位技術を組み合わせることで精度と電力消費の最適なバランスを実現している。nRF Connect SDKに対応しており、Developer Academyでトレーニングプログラムも提供されているのだ。
Nordic Thingy:91 Xの主要機能まとめ
通信機能 | センサー機能 | 電源管理 | 開発支援 | |
---|---|---|---|---|
搭載技術 | LTE-M/NB-IoT/DECT NR+ | 環境モニタリング/動き検知 | 1350mAh Li-Poバッテリー | nRF Connect SDK |
主な特徴 | グローバル認証済み | 複数センサー搭載 | nPM1300 PMIC採用 | Developer Academy対応 |
位置測定 | Wi-Fi SSID対応 | GNSS対応 | 低消費電力設計 | nRF Cloud連携 |
スポンサーリンク
システム・イン・パッケージについて
システム・イン・パッケージ(SiP)とは、複数の集積回路や電子部品を1つのパッケージに統合したソリューションのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 複数の機能を1つのパッケージに集約し小型化を実現
- 部品点数の削減により実装面積を最小限に抑制
- 統合による性能向上と消費電力の最適化が可能
nRF9151 SiPは従来のnRF9160およびnRF9161シリーズと比較してフットプリントを20%削減しており、IoTデバイスの小型化に大きく貢献する。このSiPはLTE-M、NB-IoT、GNSS、DECT NR+などの通信技術をサポートし、グローバル認証も取得済みだ。
Nordic Thingy:91 Xに関する考察
Nordic Thingy:91 Xの優れた点は、複数の通信規格とセンサー機能を1つのプラットフォームに統合し、IoT開発の効率化を実現したことにある。特にnRF9151 SiPの採用により、従来比20%のフットプリント削減と低消費電力化を両立しており、IoTデバイスの小型化と長時間駆動を可能にしている。
今後の課題としては、IoTデバイスの普及に伴うセキュリティリスクへの対応が挙げられる。グローバル認証を取得しているとはいえ、IoTデバイスのセキュリティ要件は年々厳格化しており、継続的なアップデートとセキュリティ強化が必要になるだろう。
将来的な展望として、AI機能の統合やエッジコンピューティングの強化が期待される。特にローカルでのデータ処理能力を高めることで、クラウドへの依存度を下げながらリアルタイム性の向上とプライバシー保護の両立が可能になるはずだ。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「Nordic Thingy:91 X、セルラーIoTとWi-Fi位置測定のプロトタイピングを効率化 | ノルディック・セミコンダクター株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000140089.html, (参照 24-12-12).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
- ZigBeeとは?意味をわかりやすく簡単に解説
- ZTP(Zero Touch Provisioning)とは?意味をわかりやすく簡単に解説
- Wi-Fi 6Eとは?意味をわかりやすく簡単に解説
- Wi-SUN(Wireless Smart Ubiquitous Networks)とは?意味をわかりやすく簡単に解説
- Wi-Fi Allianceとは?意味をわかりやすく簡単に解説
- Windows CEとは?意味をわかりやすく簡単に解説
- Wi-Fi(ワイファイ)とは?意味をわかりやすく簡単に解説
- Watson Visual Recognitionとは?意味をわかりやすく簡単に解説
- UPoE(Universal Power over Ethernet)とは?意味をわかりやすく簡単に解説
- TWT(Time-Wait Timer)とは?意味をわかりやすく簡単に解説
- FPD株式会社がHuluサービスをGoogle TVで提供開始、専用ボタン搭載で快適な視聴環境を実現
- リコーとフォトラクションが建設業向け360度写真撮影サービスを提供開始、バーチャルツアー構築による現場管理の効率化を実現
- アルファクラブ武蔵野がAIアバター遺影サービスRevibotを開始、故人との新たなコミュニケーション手段を提供
- スポーツオアシスがCARAPPO虎ノ門ヒルズに音響空間デザインシステムR-LIVEを導入、サウナ後の森林浴体験を実現
- プロロジスが福岡県小郡市の物流施設敷地内に再エネ由来のコンテナ型データセンターを着工、2025年4月からサービス提供開始へ
- シャープと古野電気がLEO/MEO衛星通信アンテナ開発の協業を建設分野に拡大、建設DXの促進に期待
- Nauto Japanが先進複合リスク検知機能を導入開始、AIによる車内外の同時リスク検知で重大事故防止へ
- おてつたびが日産や日本旅行と共同でサステナブルな旅GREEN JOURNEYを開始、伊勢志摩で電気自動車活用の新サービス展開へ
- 大阪ガスが再生可能エネルギー100%の電力供給を実現するCFE Compactに国内ガス事業者として初加盟、全時間帯での脱炭素化を促進
- IP InfusionとFONEXがDataduct Networksのファイバーネットワークを刷新、カナダ最大の地方ネットワークの耐障害性が向上
スポンサーリンク