プロロジスが福岡県小郡市の物流施設敷地内に再エネ由来のコンテナ型データセンターを着工、2025年4月からサービス提供開始へ

PR TIMES より
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記事の要約
- プロロジスが福岡県小郡市の物流施設にコンテナ型データセンターを着工
- 物流施設の太陽光発電を活用した再生可能エネルギー由来のデータセンター
- 2025年4月からサービス開始、GPU60枚搭載で生成AI処理にも対応
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プロロジスが再エネ由来コンテナ型データセンターを着工、2025年4月からサービス提供開始へ
物流不動産のグローバル企業プロロジスは、福岡県小郡市の物流施設「プロロジスパーク小郡」の敷地内にコンテナ型データセンターを着工したことを2024年12月11日に発表した。物流施設の屋根に設置された太陽光発電設備を活用して再生可能エネルギー由来のデータセンターを運営し、高まる社会的需要に応える方針だ。[1]
データセンター内にはエヌビディア社の最新半導体を搭載したHGX H100サーバーを含む10台のサーバーが設置され、合計60枚のGPUが搭載されることで生成AI向けの高速演算処理にも対応が可能となる。消費電力の約3割を太陽光発電で賄い、不足分はFIT非化石証書を活用することで100%再生可能エネルギー由来のデータセンターを実現するのだ。
サービス開始は2025年4月を予定しており、国内大手メーカーによる利用が既に決定している。余剰電力は物流施設の入居企業である福岡ロジテム株式会社が倉庫内電力として使用することで、発電された電力を余すことなく活用する計画となっている。
コンテナ型データセンターの特徴まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
設置場所 | プロロジスパーク小郡(福岡県小郡市) |
サービス開始時期 | 2025年4月 |
サーバー構成 | HGX H100サーバーを含む10台、GPU60枚搭載 |
電力供給 | 太陽光発電約3割、FIT非化石証書で100%再エネ化 |
利用予定 | 国内大手メーカーが決定済み |
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GPUについて
GPUとは「Graphics Processing Unit」の略称で、画像処理や並列計算に特化した演算処理装置のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 大量のデータを並列処理できる高速な演算能力
- AIや機械学習での処理に適した設計
- 画像処理から科学技術計算まで幅広い用途に対応
データセンターに設置されるGPUは、エヌビディア社の最新半導体を搭載したHGX H100サーバーに組み込まれており、生成AIなどの高度な演算処理に対応することが可能だ。60枚のGPUを搭載することで、大規模な並列処理や複雑な計算処理を効率的に実行できる環境を実現している。
コンテナ型データセンターに関する考察
プロロジスが展開する物流施設の屋根面を活用した太陽光発電の取り組みは、再生可能エネルギーの地産地消という観点で非常に意義深い展開となっている。特に物流施設内で消費しきれない電力をデータセンターに直接給電することで、送電ロスを最小限に抑えながら効率的な電力活用を実現できる点は画期的だ。
今後の課題としては、天候による発電量の変動に対する安定運用の確保や、データセンターの需要増加に伴う設備拡張への対応が挙げられる。これらの課題に対しては、AIを活用した発電量予測システムの導入や、モジュール型の設計による柔軟な拡張性の確保が有効な解決策となるだろう。
将来的には、物流施設とデータセンターの相乗効果を活かした新たなサービスの展開も期待される。例えば、物流データの即時分析や在庫最適化など、物流DXを加速させる基盤としての活用も視野に入れることができるはずだ。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「プロロジス、福岡県小郡市の物流施設敷地に再エネ由来のコンテナ型データセンターを着工 | 株式会社プロロジスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000103.000095695.html, (参照 24-12-12).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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