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【CVE-2024-47791】Ruijie Reyee OSにワイルドカードやマッチング記号の処理に関する脆弱性が発見、情報漏洩のリスクに

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Ruijie Reyee OS 2.206.xから2.320.x未満に脆弱性
  • 攻撃者がMQTTブローカーの一部トピックを購読可能
  • デバイス間のメッセージの一部を受信できる状態

Ruijie Reyee OSにおける脆弱性の発見

Ruijie Reyee OS 2.206.xから2.320.x未満のバージョンにおいて、重大な脆弱性が2024年12月6日に公開された。この脆弱性は【CVE-2024-47791】として識別されており、攻撃者がRuijie MQTTブローカーの一部トピックを購読できてしまう問題が確認されている。[1]

この脆弱性はCWE-155に分類され、CVSSスコアはバージョン3.1で7.5(HIGH)、バージョン4.0で8.7(HIGH)と評価されている。攻撃条件の複雑さは低く、特権やユーザーの操作も不要とされており、機密性への影響が高いと判断されているのだ。

この脆弱性はClaroty Team82のTomer GoldschmidtとNoam MosheによってCISAに報告された。SSVCの評価では、技術的な影響は部分的であるものの、自動化された攻撃が可能であることが指摘されており、早急な対応が求められる状況となっている。

Ruijie Reyee OSの脆弱性詳細

項目 詳細
脆弱性ID CVE-2024-47791
影響を受けるバージョン 2.206.x から 2.320.x未満
CVSSスコア(v3.1) 7.5 (HIGH)
CVSSスコア(v4.0) 8.7 (HIGH)
脆弱性の種類 CWE-155
報告者 Tomer GoldschmidtとNoam Moshe (Claroty Team82)
CISAのアドバイザリーの詳細はこちら

MQTTブローカーについて

MQTTブローカーとは、IoTデバイスやアプリケーション間でメッセージを中継する重要なコンポーネントのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • トピックベースのメッセージングを提供
  • パブリッシュ/サブスクライブモデルを採用
  • 軽量なプロトコルで効率的な通信を実現

Ruijie Reyee OSの脆弱性では、MQTTブローカーのトピック購読機能が不正にアクセスされる可能性がある状態となっている。攻撃者は一部のトピックを購読することで、デバイス間で送受信されるメッセージの一部を傍受できる状況であり、情報漏洩のリスクが高まっているのだ。

Ruijie Reyee OSの脆弱性に関する考察

Ruijie Reyee OSの脆弱性が重大視される背景には、MQTTブローカーを介したデバイス間通信の重要性が増していることが挙げられる。IoTデバイスの普及に伴い、セキュアな通信基盤の確保は急務となっており、脆弱性の発見は今後のセキュリティ対策の強化につながる契機となるだろう。

今後はMQTTブローカーのアクセス制御機能の強化や、通信の暗号化レベルの向上が求められる可能性がある。特に認証機能の実装や、トピックごとのアクセス権限の細分化など、より強固なセキュリティ対策の導入が期待されるのだ。

また、IoTデバイスのファームウェアアップデートの仕組みも見直しが必要となる可能性がある。自動更新機能の実装や、更新の強制適用など、エンドポイントのセキュリティ確保に向けた取り組みが重要になってくるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE-2024-47791 | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-47791, (参照 24-12-13).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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