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SECURITY

公開：2024-12-13

株式会社イクシスがiXs CloudでISO/IEC 27017認証を取得、社会インフラ向けDXソリューションのセキュリティ強化へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• イクシスがISO/IEC 27017認証を取得
• 社会・産業インフラ向けクラウドサービスを提供
• AIとIoTを活用した4つのソリューションを展開

イクシスのiXs CloudがISO/IEC 27017認証を取得

株式会社イクシスは社会・産業インフラ向けクラウドサービス「iXs Cloud」を提供しており、2024年12月3日付でISMSクラウドセキュリティの国際規格「ISO/IEC 27017」認証を取得した。iXs Cloudの提供に係るクラウドサービスプロバイダとしてのシステム開発・運用・保守、およびAmazon Web Servicesのクラウドサービスカスタマとしての利用に係るISMSクラウドサービスセキュリティマネジメントシステムが認証の対象となっている。^[1]

イクシスは「ロボット×テクノロジーで社会を守る」をミッションとして掲げ、ロボットやAI・XR、3Dデータソリューションを連携したサービスの社会実装に取り組んでいる。特に社会・産業インフラ業界のDX支援と社会課題の解決への貢献を目指し、様々なソリューションを展開しているのだ。

現在提供中のソリューションには、AI車両運行管理のGENBA-Tracer、AI防犯・侵入検知のGENBA-Guardian、AI保安具チェックのGENBA-Checker、IoTネットワークカメラのGENBA-Monitorがある。これらのソリューションは社会・産業インフラの実現場で利用できるDXソリューションとして位置付けられており、今後も新たなソリューションが追加される予定だ。

ISO/IEC 27017認証の取得概要

イクシスの公式サイトはこちら

ISMSクラウドセキュリティについて

ISMSクラウドセキュリティとは、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格であるISO/IEC 27001を基に、クラウドサービス特有のセキュリティ管理策を追加した規格のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• クラウドサービス特有のリスクに対応した管理策の実装
• クラウドサービスプロバイダとカスタマの責任分界の明確化
• クラウドコンピューティングのセキュリティ管理の標準化

イクシスのiXs CloudはAWS上で展開されており、クラウドサービスプロバイダとしての責任とクラウドサービスカスタマとしての責任の両面からセキュリティ管理を実施している。ISO/IEC 27017の認証取得により、iXs Cloudの情報セキュリティマネジメントシステムが国際規格に準拠していることが証明された形となる。

iXs Cloudのセキュリティ認証に関する考察

イクシスによるISO/IEC 27017認証の取得は、社会インフラ向けクラウドサービスの信頼性向上において重要な意味を持っている。特にAWS上でサービスを展開する中で、プロバイダとカスタマの両面からセキュリティ管理を実施する体制を整備したことは、ユーザーに対する安全性の担保という点で大きな前進となるだろう。

今後の課題として、AI・IoTを活用したソリューションの拡大に伴うセキュリティリスクの増大が考えられる。特にAI車両運行管理やAI防犯システムなどのセンシティブな情報を扱うサービスにおいては、より高度なセキュリティ対策が求められることになるだろう。

一方で、社会・産業インフラのDXが加速する中、セキュリティと利便性のバランスを取ることが重要になってくる。イクシスには今回の認証取得を足がかりに、さらなるセキュリティ強化と新規ソリューションの開発を両立させていく取り組みが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ISMSクラウドセキュリティ認証「ISO/IEC 27017」を取得 | 株式会社イクシスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000044685.html, (参照 24-12-13).

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