FastLabel株式会社が点群アノテーション機能を強化、自動運転AI開発の作業効率が30%以上向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

FastLabel株式会社は自動運転AI開発の効率化を目指し、AD/ADAS開発向けの新機能を2024年12月12日にリリースした。点群アノテーション機能が大幅にアップデートされたことで従来作業と比較して30%以上の効率化を実現し、自動運転におけるAI開発環境の更なる進化を促進している。^[1]

点群プロジェクトにおける作業工数の逼迫という課題に対し、領域指定によるアノテーションの自動付与機能を実装することで約50%の作業時間短縮を実現した。カメラの移動や直方体の操作、キャリブレーション画像のページ移動、フレーム移動などの各種操作に対して大幅なパフォーマンス改善も行われている。

メインカメラの平行投影機能や直方体操作機能により、位置やサイズの確認作業が大幅に効率化された。フレーム選択の属性入力を画面右側で入力・確認できるようにすることで、連続点群プロジェクトにおけるアノテーションおよびレビュー作業の円滑化も実現している。

機能名	詳細
領域指定によるアノテーション自動付与	対象物体の領域を指定し微調整のみで完了、作業時間を約50%短縮
描画・操作のパフォーマンス改善	カメラ移動、直方体操作、画像ページ移動などの処理速度を向上
メインカメラの平行投影	直方体を真上から平面視認可能、位置・サイズ確認を効率化
メインカメラでの直方体操作	位置・サイズを直感的に調整可能、作業効率を改善
フレーム選択の入力・確認	画面右側での属性入力・確認機能により作業を円滑化

点群アノテーションとは、3次元空間上の点の集合である点群データに対して、物体の種類や位置、形状などの情報を付与する作業のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

自動運転技術の開発において点群アノテーションは極めて重要な役割を果たしており、高精度な物体検知や障害物回避に必要不可欠なプロセスとなっている。FastLabelの新機能により、従来は手作業で行われていた点群アノテーション作業が大幅に効率化され、自動運転AI開発の加速に貢献することが期待される。

^ PR TIMES. 「AI開発プロダクト『FastLabel』にてAD/ADAS開発向けの新機能をリリース | FastLabel株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000166.000065427.html, (参照 24-12-13).

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