primeNumberがクラウドETL「TROCCO」の大規模機能拡充を発表、100超のサービス連携とオンプレミス対応で利便性向上へ
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記事の要約
- primeNumberがクラウドETL「TROCCO」の大規模機能拡充を発表
- 100以上のサービス連携とオンプレミス環境での利用が可能に
- コネクタ作成機能やCDC機能のリニューアルも実施
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primeNumberのクラウドETL「TROCCO」が大規模アップデート
株式会社primeNumberは2024年12月10日、クラウド型ETLツール「TROCCO」の大規模な機能拡充を発表した。会計や人事、決済、RevOpsといった新たな領域で100を超えるサービスへの対応を進めるとともに、オンプレミス環境でTROCCOが利用できる「Self-Hosted Runner」の提供を開始する予定である。[1]
TROCCOの利便性向上のため、ユーザー自身がTROCCOの連携コネクタを作成できる「Connector Builder」を2025年4月より提供開始することが決定した。同時にTROCCOの各種設定をコードで管理できる「Terraform Provider for TROCCO」の正式リリースも発表されており、データ基盤の構築から運用までをより効率的に行えるようになっている。
さらにデータベースの変更情報を記録するCDC機能の全面リニューアルも実施する計画だ。従来のMySQLからBigQuery転送のみの対応から、ニーズの高い転送元や転送先への対応を順次拡大していく方針であり、大規模データの転送性能も改善されることになっている。
TROCCOの機能拡充まとめ
CONNECT 100+ | Self-Hosted Runner | Connector Builder | Terraform Provider | |
---|---|---|---|---|
主な特徴 | 100超のサービス連携 | オンプレミス環境対応 | 独自コネクタ作成 | コード管理機能 |
提供開始時期 | 2025年内 | 2025年1月トライアル | 2025年4月 | 2024年12月5日 |
対象領域 | 会計・人事・決済・RevOps | プライベートクラウド | HTTP API対応サービス | 設定・権限管理 |
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ETLについて
ETLとは「Extract(抽出)、Transform(変換)、Load(読み込み)」の略称で、データ統合プロセスにおける重要な要素を指す。データの収集から活用までの一連の流れを効率的に実現する技術として、以下のような特徴がある。
- 異なるデータソースからの情報を統合的に処理
- データの形式変換や品質管理を自動化
- 目的のシステムへのデータ投入を効率化
TROCCOのようなクラウドETLツールでは、GUIベースの操作によって専門知識がなくてもデータ基盤の構築が可能となっている。特にprimeNumberのTROCCOは、2,000以上の企業・団体への導入実績があり、ワークフロー機能や権限管理機能なども備えたETLツールとして評価を得ている。
TROCCOの機能拡充に関する考察
TROCCOの今回の機能拡充は、企業のデータ活用における重要な課題に対応するものとなっている。特にSelf-Hosted Runnerの提供開始は、セキュリティ要件の厳しい企業や基幹システムとの連携を必要とする企業にとって、データ活用の可能性を大きく広げる取り組みとなるだろう。
一方で、100を超える新たなサービス連携の実装には、各サービスの仕様変更への迅速な対応が求められることになる。Connector Builderの提供は、ユーザー自身による柔軟な対応を可能にする一方で、開発スキルの習得が新たな課題となる可能性が高いだろう。
CDC機能の全面リニューアルは、リアルタイムデータ連携のニーズに応える重要な施策となっている。今後は、より多様なデータベースへの対応や、大規模データ転送時のパフォーマンス最適化など、継続的な機能強化が期待される。
参考サイト
- ^ primeNumber. 「primeNumber社、「あらゆるデータ」の対応に向けてクラウドETL「TROCCO」の機能を大幅拡充 ~100超のサービスやオンプレミスに対応、連携を大幅に拡張~ | primeNumber」. https://primenumber.com/news/1431, (参照 24-12-12).
- NEC. https://jpn.nec.com/
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