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公開：2024-12-13

コロプラがStability AIとパートナーシップを締結、画像生成AI技術でゲーム開発の効率化と新体験創出へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• コロプラとStability AIがパートナーシップを締結
• 画像生成AIガイドラインを策定し適切な技術活用を推進
• ゲーム開発の効率化と新たな体験創出を目指す

コロプラとStability AIのパートナーシップ締結によるゲーム開発への活用

コロプラは2024年12月11日、画像生成AI「Stable Diffusion」の開発元であるStability AIとパートナーシップ契約を締結したことを発表した。Stability AIが持つ先進的な生成AI技術を活用し、ゲーム開発のさらなる効率化と新たなゲーム体験の創出に向けた取り組みを本格的に開始する方針だ。^[1]

画像生成AIの活用にあたり、コロプラは社内向けの「画像生成AI利用ガイドライン」を策定することで、法的・倫理的問題や著作権侵害などのリスクに対応する体制を整備した。ガイドラインの適用により、クリエイターの創造性と生産性の向上を図るとともに、従業員のAIリテラシー向上も目指している。

Stability AI側からはVPのScott Trowbridge氏が、ゲーム業界でのイノベーション創出に向けた期待を表明している。コロプラはStable Diffusionなどの最先端AI技術を活用することで、ゲーム開発における新たな可能性を切り開くことを目指すとしている。

画像生成AI導入の概要

画像生成AIについて

画像生成AIとは、テキストや画像などの入力データから新しい画像を自動生成する人工知能技術のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• テキストプロンプトから多様な画像を生成可能
• 既存画像の編集や変換処理が高速で実行可能
• 大量の学習データに基づく高品質な画像生成

Stability AIが開発したStable Diffusionは、オープンソースの画像生成AIモデルとして知られており、AI生成画像の約80%を支えるプラットフォームとなっている。コロプラはこの技術を活用することで、ゲームのコンセプトアート作成などの効率化を図る方針だ。

画像生成AIのゲーム開発活用に関する考察

画像生成AIのゲーム開発への導入は、開発工程の効率化だけでなく、クリエイターの表現の幅を広げる可能性を秘めている。コンセプトアートの作成時間短縮により開発サイクルが加速し、より多くの試行錯誤が可能になることで、ゲームの質的向上にもつながるだろう。

一方で、AIによって生成された画像の著作権問題や、既存のアート資産との整合性の確保が今後の課題として浮上する可能性がある。社内ガイドラインの継続的な改善と、人間のクリエイターとAIの適切な役割分担の確立が、これらの課題解決の鍵を握るだろう。

長期的には、画像生成AI技術の進化により、よりインタラクティブで動的なゲームコンテンツの創出も期待できる。プレイヤーの行動に応じてリアルタイムで変化する世界観の実現など、従来のゲーム開発では困難だった表現方法が可能になると考えられる。

参考サイト

1. ^ 株式会社コロプラ. 「【コロプラ】Stability AIとパートナーシップを締結 〜AIとの共創に向けて「画像生成AIガイドライン」を策定し、クリエイターの適切なAI技術活用と創造性の向上を目指す〜 | ニュース | 株式会社コロプラ」. https://colopl.co.jp/news/info/2024121101.php, (参照 24-12-13).

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