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弁護士ドットコムが闇バイト対策の防犯調査を実施、防犯カメラ設置が61.2%で最多に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • 弁護士ドットコムが闇バイト対策の防犯調査を実施
  • 防犯カメラ設置が61.2%で最多の対策手段に
  • 自宅での防犯対策実施は約2割の回答者が実施

弁護士ドットコムが実施した闇バイト対策の防犯調査結果

法律相談サービスなどを手掛ける弁護士ドットコムは自社サービスの会員向けに闇バイト対策のための防犯対策に関する実態調査を実施し、2024年12月23日に調査結果を発表した。調査対象者のうち自宅で防犯対策をしている448人に具体的な対応を複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「防犯カメラを設置した」で61.2%を占める結果となっている。[1]

防犯カメラ設置に次いで多かった対策は「センサーライトを設置した」で41.3%、3番目は「ホームセキュリティサービスを利用し始めた」で39.5%となっており、自動的に不審者を検知できる防犯設備の導入が上位を占める結果となった。防犯性能の高い建物部品への取り替えも28.6%と一定数の実施が見られている。

実家の家族と別居している492人を対象にした調査では「対策について話をした」が25.0%、「話をする予定」が19.1%となっており、高齢者宅を狙った事件の多発を受けて家族間での防犯意識が高まっている傾向が見られる。実家での具体的な対策としては「センサーライトを設置した」が51.4%で最多となった。

闇バイト対策の防犯調査結果まとめ

対策内容 自宅での実施率 実家での実施率
防犯カメラの設置 61.2% 28.4%
センサーライトの設置 41.3% 51.4%
ホームセキュリティの利用 39.5% 14.9%
建物部品の取り替え 28.6% 27.0%
施錠確認の徹底 5.6% 49.3%

闇バイトについて

闇バイトとは、違法行為や犯罪に関与することを条件に高額な報酬を約束する違法な仕事の募集のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • SNSなどを通じて匿名で募集されることが多い
  • 法外な報酬額を提示して若者を誘い込む
  • 強盗や窃盗などの重大な犯罪に結びつく

近年、闇バイトに関連する事件が首都圏を中心に多発しており、特に高齢者宅を狙った強盗事件が社会問題となっている。行政や企業もさまざまな対策を進めているが、地域住民の間では依然として不安が広がっており、防犯意識の高まりが見られる状況だ。

闇バイト対策の防犯調査に関する考察

防犯カメラの設置が最多となった背景には、設置の手軽さと抑止効果の高さという二つの要因が存在している。特に近年は高性能な防犯カメラが比較的安価で入手できるようになっており、一般家庭でも導入がしやすい環境が整っているのだろう。

今後は防犯設備の導入コストが課題となる可能性が高く、特に高齢者世帯では経済的な負担が大きな障壁となることが予想される。行政による補助金制度の創設や、防犯設備のレンタルサービスの充実など、導入のハードルを下げる取り組みが求められるだろう。

また、個人での対策には限界があるため、地域コミュニティ全体での見守り体制の構築が重要となってくる。警察や自治体との連携を強化し、地域住民が一体となった防犯ネットワークの確立が期待される。

参考サイト

  1. ^ 弁護士ドットコム. 「<闇バイト強盗に伴う防犯対策実態調査> 約3割が実家の家族と「防犯対策について話をした」と回答 | 弁護士ドットコム株式会社」. https://www.bengo4.com/corporate/news/article/pti4rvlr-pi4/, (参照 24-12-24).

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