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SECURITY

公開：2024-12-24

インサイトテクノロジーのデータベース監査ソフトInsight PISO、Azure SQL Databaseに対応しマルチクラウド環境の監査を効率化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Insight PISOがAzure SQL Databaseに正式対応
• オンプレミスとクラウドの監査ログを一元管理
• データベース監査市場で10年以上シェアNo.1を継続

インサイトテクノロジーがデータベース監査ソフトInsight PISOのAzure SQL Database対応を発表

株式会社インサイトテクノロジーは2024年12月24日、データベース監査ソフトウェア「Insight PISO」がMicrosoft AzureのマネージドデータベースサービスであるAzure SQL Databaseに正式対応したことを発表した。2004年のリリース以来20年にわたり企業のデータベースセキュリティを支え続けてきた実績を持つInsight PISOは、クラウドシフトを進める企業のニーズに応えるべく機能を拡充している。^[1]

インサイトテクノロジーが実施したデータベース監査に関わる約300名を対象としたインターネット調査によると、マネージドデータベースの導入率は72%に達しており、Azure SQL Databaseは全体の13%を占めていることが判明した。この調査結果から、クラウドのマネージドデータベースへの対応が急務となっていた背景が明らかになっている。

複数のプラットフォームやデータベースを併用する企業が増加する中、監査ログの一元管理が課題となっていた。インターネット調査では、44%の企業がオンプレミスとクラウド環境のログ一元管理に課題を抱えており、37%が異種データベース間、36%がマルチクラウド環境での統合管理に苦心していることが判明した。

データベース監査ソフトInsight PISOの導入状況まとめ

マネージドデータベースについて

マネージドデータベースとは、クラウドプロバイダーが提供する管理型のデータベースサービスのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 運用管理の自動化によるメンテナンス負荷の軽減
• スケーラビリティと可用性の向上
• セキュリティとバックアップの自動化

データベース監査ソフトウェアInsight PISOは、マネージドデータベースサービスの一つであるAzure SQL Databaseへの対応を通じて、企業のデータベース監査をより効率的にしている。監査ログの一元管理によって、クラウドとオンプレミス環境のハイブリッドな運用をスムーズに実現することが可能だ。

Azure SQL Database対応に関する考察

Insight PISOがAzure SQL Databaseに対応したことは、マルチクラウド環境における監査ログの一元管理という観点で大きな意義を持っている。企業のクラウドシフトが加速する中、オンプレミス環境とクラウド環境の両方で監査ログを統合的に管理できる仕組みの重要性は今後さらに高まっていくだろう。

マネージドデータベースの利用が拡大する一方で、異種データベース間のログ管理や複数クラウド環境での運用には依然として課題が残されている。今後はAI技術の活用によるログ分析の自動化や、クラウドサービス間の連携強化によって、より高度な監査機能の実現が期待されるところだ。

データベースセキュリティの重要性が増す中、Insight PISOには監査ログの可視化や分析機能のさらなる強化が求められる。特に複数のクラウドサービスを横断的に監視できる機能や、リアルタイムでの異常検知能力の向上が重要になってくるだろう。

参考サイト

1. ^ 株式会社インサイトテクノロジー. 「データベース監査ソフトウェアInsight PISO、クラウドシフトをはじめとする企業のデータベース環境の変化をサポートするため、Azure SQL Databaseに正式対応 - 株式会社インサイトテクノロジー」. https://www.insight-tec.com/news/press/202412_5564/, (参照 24-12-24).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
3. Oracle. https://www.oracle.com/jp/

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