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公開：2024-12-26

システムクリエイトがCTデータ可視化ソリューション2024.4をリリース、マルチパーツスキャン分割など新機能を搭載

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• CTデータ可視化ソリューションの最新版2024.4がリリース
• マルチパーツスキャン分割機能が新たに追加
• 肉厚解析の相対偏差評価が可能に

CTデータ可視化ソリューション2024.4で機能拡充

株式会社システムクリエイトは、HEXAGONグループのボリュームグラフィックス社製のCTデータ可視化ソリューション「VGSTUDIO MAX」「VGSTUDIO」「VGMETROLOGY」「VGinLINE」「myVGL」の最新版2024.4を2024年12月20日にリリースした。解析機能やレポート・トレーサビリティ、ROI関連の機能や操作性が大幅に改良されており、より付加価値の高いデータ作成が実現可能になっている。^[1]

新バージョンでは直感的に使えるマルチパーツスキャン分割機能が追加され、複数のパーツが一緒にスキャンされる場合でもオリジナルボリュームデータを個別のボリュームオブジェクトに簡単に分割することが可能になった。このツールはワークフローの簡素化だけでなく、強力なセグメンテーションや名前付け、データ削減方法のオプションを提供している。

さらに肉厚解析における相対偏差の評価機能も新たに実装され、パーセンテージ値を使用した相対偏差の評価や解析範囲の拡大が実現した。絶対肉厚や絶対偏差、設計値からの相対偏差など、様々な範囲の値でコンポーネントの安定性への包括的なインサイトを得られるようになっている。

CTデータ可視化ソリューション2024.4の機能まとめ

ROIについて

ROIとは「Region of Interest（関心領域）」の略称で、画像やボリュームデータ内で特に注目したい特定の領域を指定するための機能のことを指す。CTデータ解析において、以下のような特徴がある。

• 3D空間内で任意の領域を指定可能
• 解析対象を限定し効率的な処理を実現
• データの可視化や測定の精度向上に貢献

本バージョンでは矩形3Dと楕円3DのROI作成機能が追加され、3Dビューで単純プリミティブを使用したボリュームROIの作成が可能になっている。ポリライン3Dと比較して操作が簡素化され、クリックアンドドラッグだけでROIを完成できるため、作業効率が大幅に向上することが期待できる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「CTデータ可視化ソリューション「VGSTUDIO MAX, VGSTUDIO, VGMETROLOGY, VGinLINE, myVGL」の最新版が、2024年12月20日（金）にリリース！ | 株式会社システムクリエイトのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000177.000140772.html, (参照 24-12-26).

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