インタースペースがエンジニアの転職意識調査を実施、約7割が転職に前向きな姿勢を示しワークライフバランスを重視

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

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インタースペースがエンジニアの転職意識調査を実施、約7割が転職に前向きな姿勢を示しワークライフバランスを重視

インタースペースがエンジニアの転職意識調査を実施、約7割が転職に前向きな姿勢を示しワークライフバランスを重視

PR TIMES より

記事の要約

現役エンジニアの約7割が転職に前向きな姿勢を示す
給与・待遇改善とワークライフバランスが転職時の重視点
フルリモートが最も人気だが現状とのギャップが存在

エンジニアの転職意識と労働環境に関する調査結果

株式会社インタースペースのグループ会社であるTAG STUDIOは、プログラミング学習者向けWebメディア「プロリアプログラミング」において、現役エンジニアの転職意識に関する調査を2024年12月24日に公開した。この調査では約7割のエンジニアが転職に前向きな姿勢を示し、給与・待遇改善やワークライフバランスを重視する傾向が明らかになっている。^[1]

エンジニアの仕事におけるやりがいとして、問題解決が58%と最も高く、新技術習得が56%と続いており、技術的な挑戦や成長機会がモチベーションの源泉となっていることが判明した。一方で職場における課題として、過度な残業が39%、要件不明確が38%、コミュニケーション不足が32%と、労働環境に関する問題が上位を占めている。

出社頻度に関する調査では、現状では週3日出社が25%と最多であるのに対し、理想的な働き方としてはフルリモートが31%と最も支持されており、柔軟な勤務形態へのニーズが高まっていることが浮き彫りになった。転職手段としては転職エージェント利用が39%と最多で、求人サイト利用が33%と続いており、専門的なサポートを求める傾向が強いことが明らかになっている。

エンジニアの転職意識と労働環境の調査結果まとめ

項目	詳細
調査期間	2024年11月20日～2024年12月8日
総回答数	104票（男性：77人、女性：25人、未回答：2人）
対象年齢層	20代：26%、30代：38%、40代：24%、50代：10%、60代以上：2%
転職意欲	約7割が前向き（情報収集中：26%、応募中：3%）
重視する要素	給与・待遇：67%、ワークライフバランス：63%
転職手段	転職エージェント：39%、求人サイト：33%

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ワークライフバランスについて

ワークライフバランスとは、仕事と私生活の両立を図り、個人の生活の質を向上させることを指す概念で、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

労働時間と私生活時間の適切な配分を重視
柔軟な働き方による生産性の向上を促進
心身の健康維持と持続可能な働き方を実現

本調査においてワークライフバランスは、給与・待遇改善に次ぐ63%の回答者が重視する要素として挙げられている。特にフルリモートを理想とする回答が31%と最多であることから、エンジニアの間で柔軟な働き方への関心が高まっているということが明確に示されている。

エンジニアの転職意識調査に関する考察

エンジニアの約7割が転職に前向きな姿勢を示していることは、技術者としてのキャリアアップへの意欲の高さを如実に表している。特に給与・待遇改善とワークライフバランスを重視する傾向が強く、エンジニアが自身の市場価値を認識し、より良い環境を求めて積極的に行動を起こそうとしていることが読み取れるだろう。

職場での課題として挙げられた過度な残業や要件の不明確さ、コミュニケーション不足は、エンジニアの生産性と満足度を低下させる重大な要因となっている。これらの課題に対しては、リモートワークの活用やプロジェクト管理の改善、効果的なコミュニケーションツールの導入など、具体的な施策を講じることで解決できる可能性が高いだろう。

フルリモートを理想とする回答が最多であることは、エンジニアが場所や時間に縛られない柔軟な働き方を求めていることを示している。今後は企業側も、こうしたニーズに応えるために、リモートワーク制度の整備やデジタルツールの導入を積極的に進めていく必要があるだろう。