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パナソニックが新太陽電池モジュールMODULUSを発表、出力向上と高温時の性能改善で発電効率が大幅アップ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • パナソニックが新太陽電池モジュールの受注開始
  • 従来比で最大14%の出力向上を実現
  • 高温時の出力低下を20%改善し発電効率アップ

パナソニックの新太陽電池モジュールMODULUSが発売へ

パナソニック エレクトリックワークス社は、新太陽電池モジュール「MODULUS(モデュラス)ブラックモデル」の受注を2025年4月21日より開始することを発表した。太陽電池モジュールの受光面側の配線・電極をなくし、太陽光の取り込み量を従来方式より増加させることで、モジュール公称最大出力が従来比で最大14%向上している。[1]

新太陽電池モジュールは、標準タイプのサイズが1,542×780×35mmで重量が13kgとなっており、公称最大出力は265Wでモジュール変換効率は22%を達成している。太陽電池モジュールHITと同等レベルの出力温度係数-0.26%/℃により、モジュール温度の上昇による出力の低下を約20%改善することに成功した。

ラインナップは「標準/ハーフ/大型」の3タイプで構成されており、価格は順に205,700円、107,800円、352,000円となっている。標準タイプとハーフタイプは、太陽電池モジュールHITから続く外つば工法とコンパクト設計を踏襲し、限られた屋根面積を有効活用できる設計となっている。

MODULUSブラックモデルの製品仕様まとめ

標準タイプ ハーフタイプ 大型タイプ
価格 205,700円 107,800円 352,000円
サイズ 1,542×780×35mm コンパクト設計 大型設計
特徴 外つば工法採用 外つば工法採用 高出力

バックコンタクト方式について

バックコンタクト方式とは、太陽電池セルの受光面側の配線と電極を全て裏面に配置する技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 受光面の影がなくなり太陽光の取り込み量が増加
  • 熱伸縮による金属疲労が軽減され長寿命化が実現
  • 風や雪からの曲げストレスによる負荷が軽減

バックコンタクト方式は従来の太陽電池モジュールと比較して、受光面側の配線と電極を全て裏面に配置することで太陽光の取り込み効率を向上させている。パナソニックの新製品では、この技術により従来比で最大14%の出力向上と高温時の出力低下の約20%改善を実現している。

参考サイト

  1. ^ Panasonic. 「「住宅用・産業用太陽電池モジュール MODULUS(モデュラス)ブラックモデル」新発売 | 新製品・サービス | 製品・サービス | プレスリリース | Panasonic Newsroom Japan : パナソニック ニュースルーム ジャパン」. https://news.panasonic.com/jp/press/jn241223-1, (参照 24-12-26).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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