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公開：2024-12-28

UPSジャパンとJR九州が新国際宅配便サービスを開始、新幹線活用で環境負荷を90%削減へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• UPSジャパンとJR九州が国際宅配便サービスを開始
• 新幹線で博多駅まで輸送後、北九州空港から世界各地へ
• 鉄道活用で二酸化炭素排出量を約90%削減

UPSジャパンとJR九州による新国際宅配便サービスの開始

UPSジャパンとJR九州は2024年12月26日に新たな国際宅配便サービスの提供を開始することを発表した。JR九州の新幹線ネットワークとUPSの広範な国際航空ネットワークを組み合わせることで、鹿児島から世界200以上の国や地域へ最短翌日配達を実現する画期的なサービスとなっている。^[1]

新サービスでは海外向けの荷物をJR九州のみどりの窓口で受け付け、博多駅まで新幹線で輸送した後に北九州空港からUPSの定期貨物便で世界各地へ配送される仕組みとなっている。米国やアジアの主要都市へは最短翌営業日での配達が実現し、カナダや中南米、欧州、中東、アフリカへは最短2営業日での配達が可能となった。

このサービスは2025年1月14日からJR鹿児島中央駅での提供が開始される予定であり、今後他の駅への展開も検討されている。ファーストマイル輸送のトラックから鉄道へのモーダルシフトにより、二酸化炭素排出量の約90%削減が実現し、2024年のトラックドライバー不足問題への対応策としても期待が寄せられている。

新国際宅配便サービスの詳細まとめ

モーダルシフトについて

モーダルシフトとは、トラックなどの自動車で行われている貨物輸送を、鉄道や船舶の大量輸送機関に転換することを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 環境負荷の大幅な削減が可能
• 輸送効率の向上による物流コストの削減
• トラックドライバー不足問題の解決に貢献

UPSジャパンとJR九州の新サービスでは、トラック輸送から新幹線輸送への切り替えによって二酸化炭素排出量を約90%削減することが可能となる。この取り組みは環境負荷の低減だけでなく、深刻化するトラックドライバー不足の2024年問題に対する解決策としても注目を集めている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「UPSジャパンとJR九州、新幹線と国際航空ネットワークを活用し、より便利でスピーディな国際宅配便サービスを提供 | ユーピーエス・ジャパン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000154923.html, (参照 24-12-28).

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