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公開：2025-01-11

KADOKAWAが老舗ライトノベル誌ドラゴンマガジンの休刊とWebマガジンメクリメクルの創刊を発表、デジタル戦略を強化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• KADOKAWAがドラゴンマガジンの休刊を発表
• 新メディア「メクリメクル」を今春にスタート
• キミラノのコンテンツを新メディアに統合

KADOWAKAがドラゴンマガジンの休刊とWebマガジンの創刊を発表

KADOKAWAは2025年1月9日、1988年に創刊したライトノベル文芸誌「ドラゴンマガジン」を2025年3月発売の5月号をもって休刊することを発表した。KADOKAWAはライトノベルや新文芸領域の事業体制を一新し、春には新たなWebマガジン「メクリメクル」の立ち上げを予定している。^[1]

メクリメクルはライトノベルやキャラクター文芸などのエンターテインメント系小説の情報や話題を中心に展開していく方針だ。同サービスはアニメやマンガ、イベント、音楽、声優など隣接するエンタメコンテンツの情報も扱い、読者とのコミュニケーションの場として整備される。

2019年から運用しているライトノベルのレコメンドサービス「キミラノ」も新メディアに合流することが決定した。キミラノは新メディアの立ち上げと同時に一部コンテンツが移管され、単体サービスとしては終了することになる。

KADOKAWAの新メディア展開まとめ

Webマガジンについて

Webマガジンとは、インターネット上で配信されるデジタル形式の雑誌コンテンツのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 配信コストの削減と即時性の高い情報提供が可能
• 動画や音声など、マルチメディアコンテンツの活用が容易
• 読者とのインタラクティブなコミュニケーションが実現可能

KADOKAWAが新たに立ち上げるWebマガジン「メクリメクル」は、読者とのコミュニケーションの場として整備することが掲げられている。紙媒体では実現できなかった双方向のコミュニケーションがWebマガジンで可能になり、これまで以上に読者のニーズに応えやすくなるだろう。

ドラゴンマガジン休刊に関する考察

ドラゴンマガジンの休刊は、デジタル化が進む出版業界の大きな転換点として捉えることができる。1988年の創刊以来、35年以上にわたって日本のライトノベル文化を牽引してきた老舗雑誌の休刊は、読書環境の変化を如実に表している。

今後のライトノベル業界では、紙媒体からデジタルメディアへの移行がさらに加速することが予想される。一方で、新メディア「メクリメクル」への移行に際しては、既存読者の離反を防ぎつつ、新規読者の獲得も必要になってくるだろう。

Webマガジン「メクリメクル」には、ライトノベルの枠を超えた総合的なエンターテインメントメディアとしての発展が期待される。アニメやマンガなど隣接するコンテンツとの連携を強化することで、より幅広い層への訴求が可能になるはずだ。

参考サイト

1. ^ キミラノ. 「KADOKAWAのライトノベル／新文芸領域がメディア戦略を一新！　今春新メディア「メクリメクル」スタート（1/1ページ）｜キミラノ」. https://kimirano.jp/article/detail/1233986, (参照 25-01-11).

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