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公開：2025-01-16

株式会社Kivaがユニウェブの利用状況を調査、ユーザーの利用頻度トップは色の反転機能と判明

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ユーザーのウェブサイト閲覧補助機能1位は色の反転機能
• ウェブアクセシビリティツール「ユニウェブ」が500サイト以上で導入
• 障害者差別解消法改正でウェブアクセシビリティ対応が重要に

ユニウェブの利用者調査で色の変更機能が上位独占

株式会社Kivaは2024年11月から12月にかけて「ユニウェブ」導入サイト500サイトの利用状況を調査し、2025年1月15日に結果を公開した。調査結果からユーザーが最も多く利用している機能は「色の反転」「スマートコントラスト」「ダークコントラスト」であり、色の変更に関する機能が上位を占めていることが判明したのだ。^[1]

障害のある方215名を対象とした2024年の調査では、ウェブサイトの閲覧が困難な場合の対処方法として「特に何もしない（我慢する）」という回答が最も多く、多くのユーザーが日常的にウェブサイトの利用に困難を感じていることが明らかになった。この結果を受け、ウェブアクセシビリティ対応の重要性が一層高まっている。

2024年4月1日の障害者差別解消法改正施行により、行政機関等および民間事業者には障害者に対する合理的配慮の提供が義務付けられることとなった。ウェブサイトにおいても年齢や身体的条件に関わらず誰もが平等に情報にアクセスできる環境整備が社会的要請となっている。

ユーザーが求めるウェブサイト閲覧補助機能まとめ

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色弱について

色弱とは色の識別が困難な状態のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 日本では男性の20人に1人の割合で発現する一般的な症状
• 女性では500人に1人の割合で発現する特徴を持つ
• ウェブサイト閲覧時の具体的な困難についての実態把握が不足

ウェブアクセシビリティツールでは、色の反転やコントラスト調整などの機能を提供することで色弱者の閲覧をサポートしている。ユニウェブの利用データ分析からも、色に関する機能が最も利用されており、多くのユーザーにとって重要な支援機能として活用されている。

ウェブアクセシビリティツールに関する考察

ユニウェブの利用状況調査から、色の変更に関する機能が上位を占めていることは、多くのユーザーが色の識別に困難を感じていることを示している。この結果は、ウェブアクセシビリティ対応における色のコントラストや配色の重要性を改めて浮き彫りにしているのだ。

今後は高齢化社会の進展に伴い、視覚的なサポートを必要とするユーザーがさらに増加することが予想される。ウェブアクセシビリティツールには、より直感的な操作性と多様な視覚補助機能の提供が求められるだろう。

また、障害者差別解消法の改正を受け、企業のウェブアクセシビリティ対応はより一層重要性を増すことが考えられる。ユニウェブのような支援ツールの普及により、誰もが平等にデジタル情報にアクセスできる環境が整備されることが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ユーザーが求めているウェブサイトの閲覧補助機能1位は、「色の反転」と判明 | 株式会社Kivaのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000114.000085052.html, (参照 25-01-16).

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