経済

ECONOMY

公開：2025-01-25

楽天証券とみずほ銀行が外貨ダイレクトを開始、オンライン完結型の米ドル入出金サービスで利便性向上へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 楽天証券とみずほ銀行が新サービス「外貨ダイレクト」を開始
• 米ドル入出金が当日中に反映する新機能を提供
• 残高照会のリアルタイム確認も利用可能に

楽天証券とみずほ銀行の連携による米ドル入出金サービスの詳細

楽天証券株式会社とみずほ銀行は、米ドル入出金をオンラインで完結し最短で当日中の入出金が可能になる米ドル入出金サービス「外貨ダイレクト」を2025年1月26日から開始する。楽天証券のウェブサイト上で、みずほ銀行米ドル普通預金口座の初回登録後、みずほダイレクトへのログインなしで入出金手数料完全無料の入出金サービスが利用できるようになった。^[1]

外貨ダイレクトサービスの導入により、楽天証券のウェブサイト上でみずほ銀行の米ドル普通預金の残高照会がリアルタイムで可能になり、米国株式取引をはじめとする外貨建て商品の利便性が大幅に向上している。楽天証券営業日当日12時までの入出金指示は当日17時30分頃に反映され、指示後も営業日12時までであれば取消や再度指示が可能だ。

楽天証券とみずほ銀行は、2022年10月の戦略的資本業務提携以降、2023年8月より両社間の金融商品仲介ビジネスを、2024年3月には「らくらく入金」をそれぞれ開始している。今回の外貨ダイレクトの開始により、銀行・証券口座間の資金移動の利便性が向上し、総合資産コンサルティングサービスの実現に向けた取り組みが強化される。

外貨ダイレクトサービスの機能まとめ

外貨ダイレクトの詳細はこちら

外貨建て商品について

外貨建て商品とは、米ドルなどの外国通貨で取引される金融商品のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 為替変動による損益が発生する可能性がある
• 国際分散投資が可能になる
• 外国株式や外国債券などの取引に利用される

楽天証券とみずほ銀行が開始する外貨ダイレクトサービスでは、米ドル建ての金融商品取引がより効率的に行えるようになった。米国株式投資などの外貨建て商品取引において、資金移動の利便性が向上し、取引の即時性が高まることで投資機会の逸失リスクが低減される。

外貨ダイレクトに関する考察

楽天証券とみずほ銀行の外貨ダイレクトサービスは、オンライン完結型の入出金システムと手数料無料化により、個人投資家の外貨建て商品への投資障壁を大きく下げることに成功している。特に米国株式取引において、為替変動のタイミングを見計らった投資判断が可能になり、投資機会の拡大につながるだろう。

一方で、外貨建て商品取引の利便性向上に伴い、為替リスクに対する投資家の理解度向上が重要な課題となってくる。楽天証券には投資教育コンテンツの充実や、リスク管理ツールの提供など、投資家の知識向上をサポートする取り組みが期待されるだろう。

今後は米ドル以外の主要通貨への対応拡大や、スマートフォンアプリでの機能提供など、サービスの拡充が期待される。金融サービスのデジタル化が加速する中、証券会社と銀行の連携による新たな付加価値の創出に注目が集まるだろう。

参考サイト

1. ^ みずほ銀行. 「楽天証券とみずほ銀行、連携強化！外貨入出金もオンラインで完結、当日中の入出金が可能に」. https://www.mizuhobank.co.jp/release/pdf/20250124_2release_jp.pdf, (参照 25-01-25).

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