イクシスの遠隔臨場システムGENBA-RemoteがNETIS最高位のVE評価を獲得、建設現場の効率化に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

株式会社イクシスは2024年12月17日、遠隔臨場サービス「GENBA-Remote」が国土交通省のNETISにおいてVE評価の認定を受けたことを発表した。2023年7月の登録以降、技術の活用効果が高く評価され、継続的な調査が不要とされる最高位の評価を獲得するに至っている。^[1]

NETISはデータベースシステムとして新技術の活用を推進しており、公共工事での活用時には工事成績評定の加点対象となる仕組みを採用している。VE評価の取得により、従来技術と比較して優れた効果があると認められ、施工業者や発注者への情報共有が促進されることで技術活用の機会が広がることが期待できるだろう。

本サービスは建設業界が直面する人材不足という課題に対し、遠隔での検査実施を可能にすることで解決策を提供している。低遅延かつ高画質な双方向通信を実現し、骨伝導ヘッドセットによる周囲音の確認など、現場での実用性を重視した機能を備えているのだ。

項目	詳細
NETIS登録情報	番号：KT-230078-VE、2023年7月19日登録、2024年12月17日評価
導入実績	全国250社以上、約2,500現場以上
主な機能	Full HD映像30fps、低遅延通信、骨伝導ヘッドセット対応
提供形態	機器・ソフトウェア・回線のワンストップ提供、レンタル可能
対応検査	段階確認、材料確認、立会

NETISとは国土交通省が整備した新技術情報提供システムであり、新技術の活用促進と情報共有を目的としている。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

建設業界の効率化を推進するため、NETIS登録技術の活用が推奨されており、施工者が登録技術を採用した場合には工事成績評定で加点される仕組みとなっている。VE評価は技術の有効性が確定し継続的な調査が不要とされた技術にのみ付与される最高位の評価区分だ。

遠隔臨場システムの導入により、建設現場における監督員の移動時間と待機時間が大幅に削減され、業務効率の向上が期待できる。特にGENBA-Remoteは、低遅延通信と高画質映像により、実際の臨場と遜色ない品質での検査が可能となっており、人材不足に悩む建設業界にとって有効な解決策となるだろう。

今後は遠隔臨場システムの普及に伴い、通信インフラの整備や検査プロセスの標準化などが課題となる可能性がある。また、現場作業員のデジタルリテラシー向上や、遠隔検査に適した新たな工程管理手法の確立も必要となってくるだろう。

建設業界のDX推進において、GENBA-Remoteのような遠隔臨場システムは重要な役割を果たすことが予想される。特に地方部や人手不足が深刻な地域では、効率的な検査体制の構築に大きく貢献する可能性があるため、さらなる機能拡充と活用事例の蓄積が期待されるのだ。

^ PR TIMES. 「累計2,500現場導入実績の遠隔臨場システム「GENBA-Remote」が国土交通省NETISにて最高位「VE評価」に認定 | 株式会社イクシスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000062.000044685.html, (参照 25-01-28).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「DX」に関するコラム