MicrosoftがASP.NET Core 2.1を2.3としてリシップ、.NET Framework上のASP.NET Coreユーザーのサポート体制を強化
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記事の要約
- ASP.NET Core 2.1を2.3としてリシップし提供開始
- .NET Framework上のASP.NET Coreユーザーに対応
- ASP.NET Core 2.2からの移行に向けた支援策
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ASP.NET Core 2.3のリリースによるサポート体制の強化
Microsoftは.NET Framework上で動作するASP.NET Coreユーザー向けに、ASP.NET Core 2.1を2.3として2024年2月4日にリシップした。ASP.NET Core 2.3は、ASP.NET Core 2.1と同一のコードベースを使用しながら、サポート対象外となったASP.NET Core 2.2からの移行を容易にする施策となっている。[1]
ASP.NET Core 2.2は2019年にサポートが終了しているにもかかわらず、多くのユーザーが気付かないまま使用を続けていることが判明した。ASP.NET Core 2.xパッケージは100以上存在し、バージョン番号も統一されていないため、ASP.NET Core 2.1へのダウングレードが困難な状況が続いていたのだ。
ASP.NET Core 2.3へのアップグレードには、ASP.NET Core 2.3パッケージへの更新とASP.NET Core 2.2で導入された変更点への依存関係の除去が必要となる。今後はASP.NET Core 2.3をベースとしてサービング更新が提供され、.NET Framework上のASP.NET Coreユーザーのサポートが継続されることになった。
ASP.NET Core 2.xのサポート状況まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
ASP.NET Core 2.1 | ASP.NET Core 2.3に置き換えられサポート終了 |
ASP.NET Core 2.2 | 2019年12月23日にサポート終了 |
ASP.NET Core 2.3 | サポート継続中、ASP.NET Core 2.1と同一コード |
今後の更新 | ASP.NET Core 2.3をベースに提供 |
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リシップについて
リシップとは、既存のソフトウェアを新しいバージョン番号で再リリースすることを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 既存のコードベースを維持したまま新バージョンとして提供
- 互換性を保ちながらアップグレードパスを提供
- 既存ユーザーの移行を支援する手段として活用
ASP.NET Core 2.1のリシップは、サポート切れのASP.NET Core 2.2から新しいバージョンへの移行を容易にすることを目的としている。複雑なパッケージ構成を持つ.NET Frameworkアプリケーションにおいて、ダウングレードよりも新バージョンへのアップグレードという形で対応することで、ユーザーの負担を軽減することが可能となった。
ASP.NET Core 2.3のリシップに関する考察
ASP.NET Core 2.3として2.1をリシップする施策は、複雑なパッケージ依存関係を持つ.NET Frameworkユーザーに対する現実的な解決策となっている。100以上存在するパッケージのダウングレードは技術的な課題が多く、新バージョンとしてリリースすることで、通常のアップグレードプロセスを活用できるようになったのだ。
今後の課題として、ASP.NET Core 2.2からの移行における依存関係の解消が挙げられる。API非互換による影響を最小限に抑えるためのガイダンスや移行ツールの提供が、円滑な移行を実現する上で重要な要素となるだろう。サポート期間の管理や互換性の維持についても、より明確な指針が求められている。
将来的には、.NET Framework上のASP.NET Coreアプリケーションから.NET Core/.NET 5以降への移行を支援する取り組みも必要となる。バージョン管理とサポート体制の改善により、開発者がより安心してアプリケーションを維持・更新できる環境を整備することが望まれている。
参考サイト
- ^ Microsoft Visual Studio. 「ASP.NET Core on .NET Framework servicing release advisory: ASP.NET Core 2.3 - .NET Blog」. https://devblogs.microsoft.com/dotnet/servicing-release-advisory-aspnetcore-23/, (参照 25-02-05).
- Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
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