【CVE-2024-13349】Stockdio Historical Chart 2.8.18に深刻な脆弱性、投稿者権限で攻撃の可能性が浮上
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記事の要約
- Stockdio Historical Chartにクロスサイトスクリプティングの脆弱性
- バージョン2.8.18までのバージョンで脆弱性が確認
- 投稿者以上の権限を持つユーザーが影響を受ける可能性
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Stockdio Historical Chart 2.8.18の脆弱性が発見
WordfenceはWordPressプラグインのStockdio Historical Chartのバージョン2.8.18以前に、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在することを2025年1月30日に公開した。この脆弱性は【CVE-2024-13349】として識別されており、投稿者以上の権限を持つユーザーがstockdio-historical-chartショートコードを介して任意のスクリプトを注入できる状態にある。[1]
脆弱性の原因は入力値のサニタイズと出力値のエスケープが不十分であることにあり、CVSSスコアは6.4でMediumレベルと評価されている。攻撃者は投稿者以上の権限があれば任意のウェブスクリプトを注入でき、そのスクリプトは影響を受けるページにアクセスするたびに実行される可能性がある。
この脆弱性は攻撃元がネットワークであり、攻撃の複雑さは低いと評価されている。また、攻撃には特権レベルが必要であり、利用者の操作は不要とされているが、システムへの影響範囲に変更がある可能性が指摘されている。
Stockdio Historical Chart 2.8.18の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-13349 |
脆弱性の種類 | クロスサイトスクリプティング(CWE-79) |
影響を受けるバージョン | 2.8.18以前のすべてのバージョン |
CVSSスコア | 6.4(Mediumレベル) |
必要な権限 | 投稿者以上の権限 |
発見者 | Djaidja Moundjid |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティングとは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる状態を指している。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- Webサイトに悪意のあるスクリプトを注入可能
- ユーザーの個人情報や認証情報が窃取されるリスク
- 対策としては入力値の検証と出力値のエスケープが重要
Stockdio Historical Chartの脆弱性は、入力値のサニタイズと出力値のエスケープが不十分であることに起因している。このプラグインのshortcodeを介して投稿者以上の権限を持つユーザーが任意のスクリプトを注入でき、そのスクリプトはページにアクセスするたびに実行される危険性がある。
Stockdio Historical Chart 2.8.18の脆弱性に関する考察
Stockdio Historical Chartの脆弱性は、投稿者以上の権限を持つユーザーに限定されているため、一般的な訪問者からの攻撃リスクは低いと考えられる。しかしながら、複数の投稿者が存在するWordPressサイトでは、悪意を持った内部ユーザーによる攻撃の可能性が否定できず、早急な対応が必要だ。
今後の課題として、プラグイン開発者はセキュリティテストの強化とコードレビューの徹底が求められる。特にユーザー入力を処理する部分については、入力値のサニタイズと出力値のエスケープを確実に行い、セキュリティチェックリストに基づいた実装プロセスの確立が望まれるだろう。
また、WordPressサイトの管理者は、定期的なプラグインのアップデートチェックと、投稿者権限を持つユーザーの厳格な管理が重要となる。セキュリティ監査ツールの導入やログ監視の強化など、多層的な防御態勢の構築が推奨される。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13349, (参照 25-02-05).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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