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公開：2025-02-08

マッチボックスが東村山市のクラフトビール醸造所にセルフソーシングシステムを導入、人材管理の効率化を実現へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• マッチボックスが東村山新規事業創出プログラム2024に採択
• クラフトビール醸造所にセルフソーシングを導入
• 人材募集・採用・管理の効率化を目指す

matchboxによるDISTANT SHORES BREWINGの人材管理効率化

株式会社Matchbox Technologiesは、東京都東村山市が実施するオープンイノベーション推進事業「東村山新規事業創出プログラム2024」への採択を2025年1月に発表した。東村山市唯一のクラフトビール醸造所であるDISTANT SHORES BREWING株式会社に、自社独自でスポットワーカーを募集・採用・管理できるセルフソーシングSaaS「matchbox」を導入することが決定している。^[1]

DISTANT SHORES BREWINGは2017年11月の開始以来順調に成長してきたが、コロナ禍によりビアフェスの中止や飲食店の営業制限、自社テイスティングルームの閉鎖などの影響を受けており、販路拡大に集中するためデジタルツールによる業務効率化を課題としていた。マッチボックスの導入により、タップルームと製造工場の作業補助スタッフの柔軟な採用が可能になる。

マッチボックスでは企業独自の人材データベースに働き手を登録し、データベースの人材に限定した求人が可能となっている。OB・OGなどスキルがあり信頼のできる人材をデータベースに登録することで、信頼性の高い人材の雇用とスポットワークの利便性を両立させることができるのだ。

マッチボックスの主な機能まとめ

matchboxの詳細はこちら

セルフソーシングについて

セルフソーシングとは、人材を自社のデータベースに登録し、そのデータベースに対して人材募集を行う仕組みのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 自社独自の人材プール構築が可能
• 信頼できる人材との継続的な関係構築
• 採用から労務管理までの一元化

マッチボックスのセルフソーシングは、スポットワークの柔軟性と人材コミュニティによる信頼性を両立している。2024年にはシリーズAで約10億円の資金調達を実施し、新潟県や大阪府など13自治体でスポットワーク・セルフソーシングプラットフォームを受託した実績がある。

東村山新規事業創出プログラム2024に関する考察

東村山市が推進するオープンイノベーション事業は、地域企業の課題解決とスタートアップ企業の技術を組み合わせることで、新たな価値創造を目指している。特にDISTANT SHORES BREWINGのような地域の特色ある企業に対し、最新のデジタル技術を導入することで、事業効率化と地域活性化の両立が期待できるだろう。

セルフソーシングによる人材管理の効率化は、地域企業の課題解決に向けた有効なアプローチとなり得る。特に製造業やサービス業における人手不足の解消と、柔軟な働き方の実現による地域雇用の創出が期待できるのだ。

東村山駅周辺の再開発が予定されている中、デジタル技術を活用した地域企業の競争力強化は重要な課題となっている。今後は他の地域企業への展開も視野に入れながら、持続可能な地域経済の発展に向けた取り組みが求められるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「マッチボックス、東村山新規事業創出プログラム2024に採択 | 株式会社Matchbox Technologiesのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000097.000068701.html, (参照 25-02-08).

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