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公開：2025-02-08

SEQSENSEが警備ロボットSQ-2を中野セントラルパーク サウスに導入し自律移動型警備の実用化を加速

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• SEQSENSEが警備ロボットSQ-2の本格稼働を開始
• 中野セントラルパーク サウスで1階ロビーの警備を担当
• 巡回警備や立哨業務で警備員の負担を軽減

SEQSENSEの警備ロボットSQ-2が中野セントラルパーク サウスで本格稼働開始

SEQSENSE株式会社は東京建物株式会社と東京不動産管理株式会社の協力のもと、2025年2月1日から中野セントラルパーク サウスにて自律移動型警備ロボットSQ-2の本格稼働を開始した。SEQSENSEは深刻化する働き手不足の解決策として自律移動型ロボットの開発・製造・サービス提供を行っており、2019年のローンチ以降、日本全国でロボットを導入し警備現場での実績を重ねている。^[1]

SQ-2は1階ロビーにて巡回と立哨を行い、スケジュール機能により現場の警備員が任意の日時に業務を実行するよう設定が可能となっている。施設内の工事やイベント等でロボットを走行させたくない場合は事前に該当日のスケジュールをキャンセルすることができ、現場の警備員によるロボット操作の手間を大幅に削減することが可能だ。

SQ-2は操作端末に入力した文章を音声で発話する音声アナウンス機能を搭載しており、巡回や立哨だけでなく周囲の人への情報発信や注意喚起にも活用できる。中野セントラルパークはオープンな構造のため、SQ-2は時間帯に合わせた挨拶や施設案内、イベント開催情報などを音声アナウンスで発信することで効果的な案内を実現するだろう。

SQ-2の機能まとめ

3DLiDARについて

3DLiDARとは3次元レーザースキャナーの一種で、レーザー光を照射して物体までの距離を測定し空間を3次元的にマッピングする技術のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 高精度な3次元空間認識と距離測定が可能
• リアルタイムでの環境マッピングと変化検出
• 天候や照明条件に影響されにくい安定した計測

警備ロボットSQ-2に搭載されている3DLiDARは、警備対象物件の詳細な3次元マッピングや歩行者などの動体検知を行うことができる高度なセンサーである。独自開発された技術により、施設内の環境変化を正確に検出し、効率的な警備業務の自動化を実現することが可能だ。

自律移動型警備ロボットに関する考察

自律移動型警備ロボットの導入は人手不足解消の有効な解決策となる可能性を秘めており、特に定型的な警備業務の自動化による業務効率化が期待できる。一方で、人間の警備員にしかできない判断や対応が必要な場面も多く存在するため、ロボットと人間の適切な役割分担を検討していく必要があるだろう。

今後は自律移動型ロボットの活用範囲が警備以外の分野にも広がっていくことが予想され、施設管理や受付業務など、より幅広い業務への展開が期待される。特にAI技術の進化により、より高度な判断や対応が可能になることで、人間の業務支援がさらに充実していくものと考えられる。

技術面では3DLiDARやAIの性能向上により、より複雑な環境下での自律移動や状況判断が可能になることが期待される。ただし、セキュリティ面での懸念も存在するため、システムの堅牢性向上やプライバシー保護の取り組みも同時に進めていく必要があるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「中野セントラルパーク サウスにて警備ロボット「SQ-2(エスキューツー)」の本格稼働を開始 | SEQSENSE株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000025363.html, (参照 25-02-08).

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