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【CVE-2024-13659】WordPressプラグインListamester 2.3.4にXSS脆弱性、認証済みユーザーによる攻撃が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WordPressプラグインListamesterに重大な脆弱性
  • 認証済みユーザーによるXSS攻撃が可能に
  • バージョン2.3.4以前のすべてのバージョンが影響を受ける

WordPressプラグインListamester 2.3.4の脆弱性

WordPressプラグインListamesterにおいて、重大なクロスサイトスクリプティング脆弱性が2025年1月24日に報告された。この脆弱性は投稿者以上の権限を持つユーザーが特定のショートコードを介して悪意のあるスクリプトを注入できるものであり、バージョン2.3.4以前のすべてのバージョンに影響を及ぼすことが判明している。[1]

脆弱性の原因は、プラグインのlistamesterショートコードにおけるユーザー入力のサニタイズ処理と出力エスケープの不備にある。攻撃者は投稿者以上の権限を持つアカウントを使用することで、Webページ上で任意のスクリプトを実行可能になり、深刻なセキュリティリスクとなるだろう。

この脆弱性は【CVE-2024-13659】として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはクロスサイトスクリプティング(CWE-79)に分類されている。CVSSスコアは6.4(重要度:中)であり、攻撃には認証が必要だが、攻撃の複雑さは低く、ユーザーの操作を必要としないことが特徴だ。

Listamester 2.3.4の脆弱性詳細

項目 詳細
影響を受けるバージョン 2.3.4以前のすべてのバージョン
脆弱性の種類 クロスサイトスクリプティング(CWE-79)
CVSSスコア 6.4(重要度:中)
攻撃の前提条件 投稿者以上の権限を持つアカウント
発見者 Peter Thaleikis

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性を悪用して、利用者のブラウザ上で不正なスクリプトを実行する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにWebページに出力される
  • 攻撃者は悪意のあるスクリプトを注入して実行可能
  • 被害者のブラウザ上でスクリプトが実行され、情報漏洩などのリスクがある

Listamesterの脆弱性はストアドXSSに分類され、投稿者以上の権限を持つユーザーがショートコードを介して悪意のあるスクリプトを埋め込むことが可能だ。この種の攻撃は、Webサイトの訪問者全員に影響を与える可能性があるため、早急な対策が必要となる。

Listamesterの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、エコシステム全体のセキュリティに大きな影響を与える可能性がある深刻な問題だ。Listamesterの脆弱性は認証が必要とはいえ、多くのWordPressサイトで投稿者権限を複数のユーザーに付与している現状を考えると、潜在的な被害範囲は広範にわたる可能性があるだろう。

今後はプラグイン開発者によるセキュリティレビューの強化と、定期的な脆弱性診断の実施が重要になってくるはずだ。特にユーザー入力を扱うプラグインについては、入力値のサニタイズ処理と出力エスケープの実装を徹底的に見直す必要があるだろう。

対策としては、WordPress管理者による定期的なプラグインのアップデートチェックと、ユーザー権限の適切な管理が不可欠となる。また、開発者コミュニティとセキュリティ研究者の協力により、脆弱性の早期発見と修正が進むことが期待される。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13659, (参照 25-02-11).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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