【CVE-2025-0844】needyamin Library Card System 1.0にクロスサイトスクリプティングの脆弱性、複数のパラメータに影響
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記事の要約
- Library Card Systemにクロスサイトスクリプティングの脆弱性
- signup.phpの登録ページで複数のパラメータが影響を受ける
- 最新版1.0に影響し、リモートから攻撃が可能
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needyamin Library Card System 1.0の脆弱性が発見
needyamin Library Card System 1.0において、Registration Pageのsignup.phpファイルにクロスサイトスクリプティングの脆弱性が2025年1月29日に発見された。この脆弱性は【CVE-2025-0844】として識別されており、firstname、lastname、email、borrow、user_addressの各パラメータが影響を受けることが判明している。[1]
VulDBの評価によると、この脆弱性はCVSS 4.0で6.9(MEDIUM)、CVSS 3.1で4.3(MEDIUM)のスコアが付けられており、リモートからの攻撃が可能であることが指摘されている。攻撃には特権は不要だが、ユーザーの関与が必要とされており、情報の整合性に影響を与える可能性があるとされている。
この脆弱性はMaloy Roy Orkoによって発見され、すでに公開されているため悪用される可能性がある。また、この問題はCWE-79(クロスサイトスクリプティング)とCWE-94(コードインジェクション)の2つのタイプに分類されており、複数の攻撃手法が存在する可能性が示唆されている。
Library Card System 1.0の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-0844 |
影響を受けるバージョン | Library Card System 1.0 |
脆弱性のタイプ | クロスサイトスクリプティング(CWE-79)、コードインジェクション(CWE-94) |
CVSS 4.0スコア | 6.9(MEDIUM) |
発見者 | Maloy Roy Orko |
公開日 | 2025年1月29日 |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションにおける代表的な脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことができる問題のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにページに出力される
- 攻撃者は悪意のあるJavaScriptコードを実行可能
- セッションの乗っ取りやフィッシング攻撃に悪用される可能性がある
Library Card System 1.0の脆弱性は、ユーザー登録フォームの複数のパラメータでXSSが可能な状態であることが確認されている。この種の脆弱性は特権が不要でリモートから攻撃可能なため、早急な対策が必要とされており、CVSSスコアでも中程度のリスクがあると評価されている。
Library Card System 1.0の脆弱性に関する考察
Library Card System 1.0の脆弱性は、図書館システムという性質上、多くの個人情報を扱う可能性があることから特に注意が必要である。ユーザー登録フォームの複数のパラメータが影響を受けることから、攻撃者による情報の改ざんや個人情報の窃取などのリスクが高まる可能性が考えられるだろう。
今後の対策として、入力値のサニタイズ処理の実装やContentSecurityPolicyの適用など、複数層での防御策の導入が求められる。また、システム全体のセキュリティ監査を実施し、類似の脆弱性が他の機能にも存在しないか確認する必要があるだろう。
一方で、この脆弱性の発見を契機に、オープンソースの図書館システム全体のセキュリティ意識向上につながることが期待される。今後はセキュリティチェックリストの作成や定期的な脆弱性診断の実施など、継続的なセキュリティ管理体制の構築が望まれる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-0844, (参照 25-02-11).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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