リーテックスがFIN/SUM 2025で量子コンピュータのサイバーセキュリティ脅威に関するシンポジウムを開催へ、金融庁も参加し対策を議論

PR TIMES より
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記事の要約
- リーテックスがFIN/SUM 2025でシンポジウムを開催
- 量子コンピュータによるサイバーセキュリティ脅威を議論
- 金融庁や専門家が登壇し今後の対策を検討
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量子コンピュータの脅威に関するシンポジウムの開催が決定
リーテックス株式会社は2025年3月4日から7日に開催されるFIN/SUM 2025において、量子コンピュータによるサイバーセキュリティ脅威をテーマとしたシンポジウムの開催を発表した。金融庁から公表された耐量子計算機暗号への対応に関する報告書を中心に、金融機関の経営層および技術担当者に向けた具体的な対策を議論する場となるだろう。[1]
シンポジウムには金融庁総合政策局長の屋敷利紀氏や元警察庁サイバー警察局長でリーテックス特別顧問の河原淳平氏など、サイバーセキュリティの専門家が登壇することが決定している。量子コンピュータによる暗号解読の脅威が現実のものとなりつつある中、金融システムの安全性確保に向けた具体的な対策が示されるものと期待される。
既に「現時点で暗号化された情報を収集・保存しておき、後で解読を試みる」HNDL攻撃の存在が指摘されており、金融機関のシステムセキュリティに深刻な影響を及ぼす可能性が高まっている。システムの棚卸や対策実行には多大な時間とコストを要することから、早急な取り組みが求められている状況だ。
シンポジウム開催概要まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
イベント名 | 量子コンピュータによるサイバーセキュリティ脅威の到来 |
開催日時 | 2025年3月5日(水)15:50~16:40 |
会場 | 丸ビルホール(丸ビル7階)HALL-A |
主な登壇者 | 屋敷利紀(金融庁)、河原淳平(リーテックス)、蔵本雄一(日本IBM)、河津拓哉(リーテックス) |
モデレーター | 小倉隆志(リーテックス代表取締役社長) |
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HNDL攻撃について
HNDL攻撃とは、Harvest Now, Decrypt Laterの略称で、現時点で暗号化された情報を収集・保存しておき、将来の量子コンピュータの実用化を待って解読を試みる攻撃手法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 現在の暗号化データを収集・保存し将来の解読を目指す戦略的な攻撃手法
- 量子コンピュータの実用化を見据えた長期的な情報窃取の脅威
- 金融機関の機密情報や個人情報が主な標的となる可能性が高い
金融庁が2024年11月に公表した報告書では、このHNDL攻撃への対策が重要課題として取り上げられている。量子コンピュータの開発が進む中、従来の暗号技術では対応できない新たな脅威として、金融機関のシステムセキュリティに深刻な影響を及ぼす可能性が指摘されているのだ。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「【リーテックス】FIN/SUM2025にて「量子コンピュータによるサイバーセキュリティ脅威の到来」と題したシンポジウムを開催 | リーテックス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000057244.html, (参照 25-02-11).
- IBM. https://www.ibm.com/jp-ja
- 金融庁. https://www.fsa.go.jp/
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