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公開：2025-02-13

キヤノンITSがSuperStream-NXでデジタルインボイス相互接続テストに参加、全502件の接続テストで相互運用性を実証

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• キヤノンITSがSuperStream-NXでデジタルインボイス相互接続テストに参加
• EIPA主催の第2回テストで全502件の接続に成功
• 25社が参加し、デジタルインボイスの相互運用性を確認

SuperStream-NXのデジタルインボイス対応の進展

キヤノンITソリューションズは、デジタルインボイス推進協議会が実施した第2回相互接続テストにSuperStream-NX デジタルインボイスオプションを用いて参加し、2024年11月以降テストを実施した。国際標準規格Peppolに基づくデジタルインボイスの普及を目指し、EIPA会員有志25社が参加して全502件のテストを実施し、相互接続性を確認している。^[1]

デジタルインボイスの仕組みは、国内外の取引相手とのオンラインでの請求書授受を可能にし、インボイス制度対応とペーパーレス化を実現する重要な取り組みとなっている。請求、支払い、記帳業務の効率化と自動化により、事業者の生産性向上に大きく貢献することが期待されるだろう。

SuperStream-NXは企業のバックオフィス業務を最適化するソリューションとして、AI-OCRオプションや証憑管理オプションも備えており、請求書関連業務の効率化を総合的に支援している。デジタルインボイスオプションの追加により、さらなる業務効率化と生産性向上が見込まれる展開となった。

デジタルインボイス相互接続テストの参加企業まとめ

Peppolについて

Peppolとは、インボイスなどの電子文書をネットワーク上で授受するための国際標準規格であり、以下のような特徴を持っている。

• 欧州各国、シンガポール、オーストラリアなどで採用される国際規格
• ネットワークを介したデジタルインボイスの送受信が可能
• 国際的な相互運用性を確保した標準化された仕組み

Peppolは国際的なデジタルインボイスの普及に重要な役割を果たしており、SuperStream-NXのデジタルインボイスオプションもこの規格に準拠している。国際標準規格の採用により、国内外の取引先とのスムーズな電子文書のやり取りが実現可能となっている。

デジタルインボイス相互接続テストに関する考察

デジタルインボイスの相互接続テストの成功は、日本におけるデジタル化推進の重要なマイルストーンとなる可能性が高い。特に25社もの主要企業が参加し、全502件のテストが成功したことは、技術的な実現可能性と相互運用性が実証された重要な成果といえるだろう。

今後の課題として、中小企業を含めた幅広い事業者への普及促進と、システム導入時のコスト負担の軽減が挙げられる。これらの課題に対しては、政府による支援策の拡充や、導入事例の共有による知見の蓄積が有効な解決策となり得るだろう。

将来的には、AIやRPAとの連携による自動化の進展や、グローバルなデジタルインボイス基盤の構築が期待される。国際標準規格Peppolの採用は、こうしたグローバル展開への重要なステップとなることが予想されるため、今後の発展が注目される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「「SuperStream-NX」がデジタルインボイス推進協議会実施のデジタルインボイスの相互接続テスト（第2回）に参加 | キヤノンITソリューションズ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000939.000001375.html, (参照 25-02-13).
2. NEC. https://jpn.nec.com/

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