【CVE-2024-24598】WP Mailster 1.8.17.0以前のバージョンに反射型XSS脆弱性、修正版の適用を推奨
記事の要約
- WP Mailsterに反射型XSS脆弱性が発見
- バージョン1.8.17.0以前が影響を受ける
- CVSSスコア7.1の深刻度の高い脆弱性
WordPressプラグインWP Mailster 1.8.17.0の反射型XSS脆弱性
brandtoss社が開発するWordPressプラグインWP Mailsterにおいて、反射型クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が2025年2月4日に報告された。この脆弱性はバージョン1.8.17.0以前のすべてのバージョンに影響を与えており、CVE-2024-24598として識別されている。[1]
この脆弱性はCVSSスコア7.1と評価され、攻撃者はネットワークを介して攻撃を実行できるが、ユーザーの操作が必要となる。攻撃が成功した場合、機密情報の漏洩やシステムの整合性、可用性に影響を及ぼす可能性が指摘されている。
脆弱性の発見者はPatchstack AllianceのLVT-tholv2k氏であり、修正版となるバージョン1.8.18.0がリリースされている。システム管理者は早急なアップデートを実施することが推奨される。
WP Mailster 1.8.17.0の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-24598 |
影響を受けるバージョン | 1.8.17.0以前 |
脆弱性のタイプ | 反射型クロスサイトスクリプティング(XSS) |
CVSSスコア | 7.1(HIGH) |
修正バージョン | 1.8.18.0 |
クロスサイトスクリプティング(XSS)について
クロスサイトスクリプティングとは、Webアプリケーションにおける代表的な脆弱性の一つであり、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる問題を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにWebページに出力される
- 攻撃者は被害者のブラウザ上で任意のスクリプトを実行可能
- セッション情報の窃取やフィッシング詐欺などに悪用される可能性がある
WP Mailsterの脆弱性は反射型XSSに分類され、攻撃者が特別に細工したURLをユーザーに踏ませることで攻撃が成功する。この種の攻撃は一時的なものだが、ユーザーの認証情報を窃取したり、マルウェアをダウンロードさせたりする目的で悪用される可能性がある。
WP Mailsterの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティに直接的な影響を及ぼす重大な問題となっている。特にメール関連の機能を持つWP Mailsterの場合、攻撃者による情報窃取や不正なメール送信が可能になる可能性があり、組織の信頼性やブランドイメージに深刻なダメージを与える可能性がある。
プラグイン開発者には、入力値の適切なサニタイズ処理や定期的なセキュリティ監査の実施が求められる。また、WordPressサイトの管理者は、使用しているプラグインの脆弱性情報を常に監視し、修正版がリリースされた際には速やかにアップデートを適用する体制を整える必要があるだろう。
今後は、プラグインのセキュリティ検証プロセスの強化や、自動アップデート機能の改善など、より包括的なセキュリティ対策が期待される。WordPressエコシステム全体でのセキュリティ意識の向上と、脆弱性対応の迅速化が重要な課題となっている。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-24598, (参照 25-02-14).
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