【CVE-2025-0806】code-projects Job Recruitment 1.0にXSS脆弱性、リモート攻撃のリスクで早急な対応が必要に
記事の要約
- code-projects Job Recruitment 1.0でXSS脆弱性を発見
- _call_job_search_ajax.phpファイルのjob_type引数に問題
- リモートから悪用可能でCVSSスコアは最大6.9
code-projects Job Recruitment 1.0のXSS脆弱性
セキュリティ研究者は2025年1月29日、code-projects Job Recruitment 1.0の_call_job_search_ajax.phpファイルにクロスサイトスクリプティング脆弱性が存在することを発表した。VulDBによって追跡されているこの脆弱性はjob_type引数の処理に関連しており、リモートから攻撃可能であることが明らかになっている。[1]
この脆弱性はCVE-2025-0806として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはクロスサイトスクリプティング(CWE-79)とコードインジェクション(CWE-94)に分類されている。CVSSスコアは最新のバージョン4.0で6.9(MEDIUM)と評価され、攻撃者は特別な権限なしで攻撃を実行できる可能性がある。
VulDBのユーザーである1337guが報告したこの脆弱性は、すでに一般に公開されており、悪用可能な状態となっている。code-projects Job Recruitment 1.0の利用者は早急なアップデートや対策が必要とされ、セキュリティ専門家からも注意喚起がなされている。
Job Recruitment 1.0の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2025-0806 |
影響を受けるバージョン | Job Recruitment 1.0 |
脆弱性の種類 | クロスサイトスクリプティング、コードインジェクション |
CVSSスコア | 6.9(MEDIUM) |
攻撃条件 | リモートからの攻撃が可能、特権不要 |
クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる問題のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにページに出力される
- 攻撃者は被害者のブラウザ上で任意のスクリプトを実行可能
- セッションハイジャックやフィッシング詐欺などの攻撃に悪用される
今回発見されたJob Recruitment 1.0の脆弱性は、job_type引数の処理において適切な入力値の検証が行われていないことが原因となっている。この種の脆弱性は、入力値のエスケープ処理やホワイトリスト方式による検証の実装によって防ぐことが可能だ。
Job Recruitment 1.0の脆弱性に関する考察
採用管理システムにおける脆弱性の発見は、企業の人事データや応募者の個人情報が危険にさらされる可能性を示唆している。特にクロスサイトスクリプティングの脆弱性は、攻撃者による情報窃取や不正アクセスの踏み台として悪用される危険性が高く、早急な対応が求められる状況だ。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、開発段階でのセキュリティテストの強化とコードレビューの徹底が必要となるだろう。特に入力値の検証とサニタイズ処理については、フレームワークやライブラリの活用も含めて、より堅牢な実装方法を検討する必要がある。
採用管理システムのセキュリティ強化は、個人情報保護の観点からも重要な課題となっている。脆弱性の早期発見と修正に加え、定期的なセキュリティ監査や脆弱性診断の実施など、継続的なセキュリティ対策の実施が望まれる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-0806, (参照 25-02-14).
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