カカクコムがmultibookを導入しリース資産管理業務の工数を9割削減、IFRS16号対応で経営判断の精度向上へ

PR TIMES より
記事の要約
- カカクコムがmultibookを導入しリース資産管理業務の工数を9割削減
- IFRS16号対応のクラウドシステムで経営判断の精度が向上
- 2027年4月の新リース会計基準へ向けた体制整備を推進
カカクコムがIFRS16号対応クラウドシステムmultibookを導入
マルチブックは2025年2月20日、カカクコムにおいてIFRS16号対応のグローバルクラウドERP「multibook」が導入され、リース資産管理業務の工数を9割削減したことを発表した。従来の表計算ソフトによる管理から脱却し、四半期決算時のリース資産管理業務時間が180分から10分へと大幅に短縮されることとなった。[1]
カカクコムは購買支援サイト「価格.com」やレストラン検索・予約サービス「食べログ」を運営する東証プライム上場企業として知られており、透明性の高い経営を重視している。不動産を中心としたIFRS16号リース資産の管理において、属人化や多大な工数、経営判断に資するレポート水準の確保が課題となっていた背景から、システム導入を決断するに至った。
multibookの導入により、属人化の解消とデータ管理精度の向上が実現され、経営戦略や資産運用の観点で有用なレベルでの情報のリアルタイム性と網羅性が確保された。カカクコムは今後、2027年4月に控える新リース会計基準への対応に向けて、子会社との連携を視野に入れながら業務効率化を進めていく方針だ。
multibookの主要機能まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
対応言語 | 日本語、英語、タイ語、ベトナム語、韓国語、ミャンマー語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語(繁体字・簡体字)、インドネシア語 |
主要機能 | 会計、ロジスティクス、固定資産管理、IFRSリース資産管理、立替経費精算、マネジメントコックピット、BPOコックピット、外部連携機能 |
導入実績 | 33ヵ国・500社以上(製造、商社、飲食、建設など多業種) |
導入効果 | 業務時間9割削減、属人化解消、情報のリアルタイム性・網羅性・粒度の確保 |
IFRS16号について
IFRS16号とは、国際会計基準審議会が定めるリース取引に関する会計基準のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- リース資産とリース負債を貸借対照表に計上することが必要
- リース取引の透明性と比較可能性の向上を目的とする
- 企業の財務諸表に重要な影響を与える基準
リース資産の管理において、表計算ソフトによる運用は年度を重ねるごとに数式が複雑化し、属人化や多大な工数が課題となっている。透明性の高い経営を目指す上場企業にとって、IFRS16号対応の専門システムによる効率的な管理が重要性を増している。
multibookのIFRS16号対応に関する考察
クラウドシステムによるリース資産管理は、業務効率化という観点から非常に重要な取り組みとなっている。従来の表計算ソフトによる管理では属人化や工数の増大が避けられない状況であったが、専門システムの導入により業務時間の大幅な削減と管理精度の向上が実現されることとなった。
今後の課題として、2027年4月に控える新リース会計基準への対応が挙げられる。システムのアップデートや機能拡張が必要となる可能性があるが、クラウドシステムの特性を活かした迅速な対応が期待できるだろう。子会社との連携強化も視野に入れた展開により、グループ全体での業務効率化が進むものと考えられる。
リース資産管理の重要性は今後さらに高まることが予想される。専門システムの導入により、経営判断に必要なデータをリアルタイムで取得できる環境が整備されたことは、経営の透明性向上に大きく寄与するものと期待される。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「カカクコム、multibookでリース資産管理業務の工数を約9割削減 | 株式会社マルチブックのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000161.000015843.html, (参照 25-02-21).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
- インフラエンジニアとは?意味をわかりやすく簡単に解説
- XaaS(X as a Service)とは?意味をわかりやすく簡単に解説
- XAI(説明可能なAI)とは?意味をわかりやすく簡単に解説
- WinActorとは?意味をわかりやすく簡単に解説
- WMS(Warehouse Management System)とは?意味をわかりやすく簡単に解説
- Web-EDIとは?意味をわかりやすく簡単に解説
- WaaS(Workspace as a Service)とは?意味をわかりやすく簡単に解説
- Terraformとは?意味をわかりやすく簡単に解説
- SoR-SoE-SoIとは?意味をわかりやすく簡単に解説
- AIツール「Nabla Copilot」の使い方や機能、料金などを解説
- GoogleがGoogle Driveの制限付きフォルダアクセス機能を一般提供開始、情報管理の柔軟性が向上へ
- GoogleがMeetの自動ノート作成機能を拡張、会議の次のステップを自動抽出し生産性向上へ
- GoogleがMeetのキャプション機能を刷新、過去30分間の会話履歴スクロールが可能に
- GoogleがWorkspace向けGmail DLPを一般提供開始、企業の機密情報保護とコンプライアンス対策を強化
- GoogleがWorkspaceアプリのGemini機能を17言語に拡大、グローバルな業務効率化を推進
- モバイル社会研究所が小中学生の生成AI利用調査を公表、中学生の利用率が親を上回り教育現場での活用に注目
- MicrosoftがExcel向けCopilotの新機能を発表、Web情報や組織内データの検索・インポートがより簡単に
- HPがHumaneのAI資産を買収合意、Cosmosプラットフォームと300以上の特許含む1億1600万ドル規模の取引へ
- 船井総合研究所と十六銀行がビジネスマッチング契約を締結、地域企業の課題解決力が向上
- MJSが新リース会計基準対応システムを発表、3月24日に無料セミナーも開催し導入支援を強化