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【CVE-2025-0817】FormCraft WordPress用プラグインにXSS脆弱性、認証不要で攻撃可能な重大な問題が発覚

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • FormCraft プラグイン3.9.11以前にXSS脆弱性を発見
  • 認証不要でSVGファイルアップロードによる攻撃が可能
  • CVSSスコア7.2のHigh評価で早急な対応が必要

FormCraft WordPress用プラグイン3.9.11のXSS脆弱性

Wordfenceは2025年2月18日、WordPress用フォームビルダープラグインFormCraftのバージョン3.9.11以前に、認証不要のストアドXSS脆弱性が存在することを公開した。この脆弱性は不適切な入力検証と出力エスケープに起因しており、攻撃者が任意のWebスクリプトをSVGファイルを通じて注入できる状態となっている。[1]

本脆弱性はCVE-2025-0817として登録され、CVSSv3.1のベーススコアは7.2でHigh評価とされている。脆弱性の影響範囲は広く、攻撃に特別な認証や高度な技術は不要であり、ユーザーがSVGファイルにアクセスした際に悪意のあるスクリプトが実行される可能性が指摘されている。

脆弱性の発見者はKhayal Farzaliyev氏で、FormCraftの開発元はすでに対策版の開発に着手している。本脆弱性は入力検証の不備に起因するため、SVGファイルのアップロード機能を使用している組織は早急なバージョンアップデートが推奨される。

FormCraft脆弱性の詳細情報

項目 詳細
CVE番号 CVE-2025-0817
影響を受けるバージョン 3.9.11以前のすべてのバージョン
脆弱性の種類 ストアドクロスサイトスクリプティング
CVSSスコア 7.2(High)
攻撃条件 認証不要、技術的難易度は低い
発見者 Khayal Farzaliyev

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる問題を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにページに出力される
  • 攻撃成功時にユーザーのセッション情報が窃取される可能性がある
  • Webサイトの見た目や動作を不正に改変できる

クロスサイトスクリプティングは特に入力フォームやファイルアップロード機能を持つWebアプリケーションで発生しやすい脆弱性である。FormCraftの事例では、SVGファイルのアップロード時に適切な入力検証が行われていないため、攻撃者が悪意のあるスクリプトを含むSVGファイルをアップロードし、他のユーザーがそのファイルにアクセスした際に不正なスクリプトが実行される危険性がある。

FormCraft脆弱性に関する考察

FormCraftの脆弱性が特に深刻なのは、認証不要で攻撃が可能な点と、SVGファイルという一般的なファイル形式を介して攻撃が行えることである。WordPressの広範な利用状況を考えると、この脆弱性は数多くのWebサイトに影響を及ぼす可能性があり、早急な対策が必要だろう。

今後の課題として、プラグイン開発においてセキュリティテストの強化とコードレビューの徹底が挙げられる。特にファイルアップロード機能の実装時には、ファイルタイプの厳密な検証やコンテンツのサニタイズ処理の実装が不可欠となるだろう。

WordPressプラグインのセキュリティ品質向上には、開発者向けのセキュリティガイドラインの整備や、自動化されたセキュリティテストツールの導入が有効だ。FormCraftの事例を教訓に、プラグイン開発におけるセキュリティ対策の重要性が再認識される契機となることが期待される。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-0817, (参照 25-02-27).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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