【CVE-2025-0967】code-projects Chat System 1.0にSQLインジェクションの脆弱性、早急な対応が必要な状況に
記事の要約
- code-projects Chat System 1.0にSQLインジェクションの脆弱性
- add_chatroom.phpファイルで重大な脆弱性を確認
- リモートから攻撃可能な深刻な脆弱性として公開
code-projects Chat System 1.0のSQLインジェクション脆弱性
2025年2月2日、code-projects Chat System 1.0のadd_chatroom.phpファイルにおいて重大な脆弱性が発見され公開された。この脆弱性はchatnameやchatpassパラメータの処理に関連するSQLインジェクションの問題であり、リモートから攻撃を仕掛けることが可能となっている。[1]
この脆弱性はCVE-2025-0967として登録され、CVSSスコアはバージョン4.0で5.3(中程度)、バージョン3.1で6.3(中程度)と評価されている。攻撃には特権レベルは必要ないものの、ユーザー認証は必要とされており、機密性や整合性、可用性への影響は限定的とされている。
脆弱性の報告はHDSECによって行われ、Team-intN18-SoybeanSeclabによって詳細な技術情報が公開されている。この脆弱性に関する情報はVulDBにも登録され、攻撃コードが一般に公開されている状態であることから、早急な対応が必要となっている。
code-projects Chat System 1.0の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-0967 |
影響を受けるバージョン | Chat System 1.0 |
脆弱性の種類 | SQLインジェクション(CWE-89) |
攻撃元区分 | ネットワーク経由 |
CVSSスコア(v4.0) | 5.3(MEDIUM) |
公開日 | 2025年2月2日 |
SQLインジェクションについて
SQLインジェクションとは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、悪意のあるSQLクエリをアプリケーションに送信し、データベースを不正に操作する攻撃手法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 入力値の検証が不十分な場合に発生する深刻な脆弱性
- データベースの改ざんや情報漏洩につながる可能性がある
- 適切なパラメータ化やエスケープ処理で防止可能
code-projects Chat System 1.0の場合、add_chatroom.phpファイルにおけるchatnameとchatpassパラメータの処理に問題があり、SQLインジェクション攻撃が可能な状態となっている。この脆弱性は既に公開されており、攻撃コードも入手可能な状態であることから、早急なセキュリティパッチの適用が推奨される。
code-projects Chat System 1.0の脆弱性に関する考察
code-projects Chat System 1.0の脆弱性は、チャットルームの作成機能という基本的な機能に存在していることから、システム全体のセキュリティに重大な影響を及ぼす可能性がある。特にSQL文の組み立て方法に問題があることから、開発時のセキュアコーディングガイドラインの見直しや、定期的なセキュリティ監査の実施が必要不可欠だろう。
今後同様の問題を防ぐためには、入力値のバリデーションやプリペアドステートメントの使用など、基本的なセキュリティ対策の実装が重要となる。また、継続的なセキュリティテストやコードレビューの実施により、早期に脆弱性を発見し修正することが望ましい。
オープンソースプロジェクトにおいては、コミュニティによるセキュリティレビューや脆弱性報告の仕組みを整備することも重要である。特にチャットシステムのような情報を扱うアプリケーションでは、セキュリティインシデントが発生した際の影響が大きいため、セキュリティを最優先事項として開発を進める必要がある。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-0967, (参照 25-02-28).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
- 【CVE-2025-1402】Event Tickets and Registration 5.19.1.1に認証の欠陥、Contributor権限で任意のチケット削除が可能に
- 【CVE-2025-1538】D-Link DAP-1320にヒープベースのバッファオーバーフロー脆弱性、リモート攻撃のリスクが深刻化
- 【CVE-2024-13818】WordPressプラグインRegistration Forms 3.8.3.9以前に深刻な情報漏洩の脆弱性が発見、認証なしでアクセス可能な状態に
- 【CVE-2024-13235】WordPressプラグインPinpoint Booking Systemに深刻な脆弱性、SQLインジェクションによる情報漏洩のリスクが発生
- 【CVE-2025-1064】WordPress用Login/Signup Popupプラグインに深刻な脆弱性、認証済みユーザーによる任意のスクリプト実行が可能に
- 【CVE-2024-13476】WordPressプラグインLTL Freight Quotesに認証不要のSQLインジェクション脆弱性、データベースからの情報漏洩のリスクに
- 【CVE-2024-13888】WPMobile.App 11.56以前にOpen Redirect脆弱性、悪意のあるサイトへの誘導が可能に
- 【CVE-2025-1024】ChurchCRM 5.13.0でXSS脆弱性が発見、セッションハイジャックのリスクが深刻化
- 【CVE-2025-1134】ChurchCRM 5.13.0にSQLインジェクションの脆弱性、重要データの漏洩リスクに警戒
- 【CVE-2024-13534】WordPressプラグインSmall Package Quotesに深刻な脆弱性、データベース情報流出の危険性