【CVE-2025-0805】WordPress用プラグインMortgage Calculator 1.5.20にXSS脆弱性、Contributor権限で悪用の可能性
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記事の要約
- WordPress用プラグインMortgage Calculatorに脆弱性
- バージョン1.5.20以前でXSS攻撃のリスク
- Contributor以上の権限で任意のスクリプト実行が可能
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WordPressプラグインMortgage Calculator 1.5.20のXSS脆弱性
Wordfenceは2025年2月18日、WordPress用プラグイン「Mortgage Calculator / Loan Calculator」のバージョン1.5.20以前に、格納型クロスサイトスクリプティング(Stored XSS)の脆弱性が存在すると発表した。この脆弱性は、プラグインのmlcalcショートコードにおける入力値の検証と出力のエスケープ処理が不十分なことに起因している。[1]
この脆弱性を悪用されると、Contributor以上の権限を持つ攻撃者が任意のWebスクリプトをページに挿入することが可能となる。挿入されたスクリプトは、影響を受けるページにアクセスしたユーザーのブラウザ上で実行される危険性があるため、早急な対応が求められる。
CVSSスコアは6.4(MEDIUM)と評価されており、攻撃元区分はネットワーク、攻撃条件の複雑さは低いとされている。また、攻撃には特権レベルが必要だが、ユーザーの関与は不要とされており、影響の想定範囲に変更があるとされている。
Mortgage Calculator脆弱性の詳細情報
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-0805 |
影響を受けるバージョン | 1.5.20以前 |
脆弱性の種類 | 格納型クロスサイトスクリプティング(CWE-79) |
CVSSスコア | 6.4(MEDIUM) |
発見者 | muhammad yudha |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる問題を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにWebページに出力される
- 被害者のブラウザ上で悪意のあるスクリプトが実行される
- Cookieの窃取やセッションハイジャックなどの攻撃が可能
Mortgage Calculator / Loan Calculatorで発見された脆弱性は、mlcalcショートコードにおける入力値の検証と出力のエスケープ処理が不十分なことが原因となっている。この種の脆弱性は、入力値の適切なサニタイズ処理とエスケープ処理を実装することで防ぐことが可能だ。
Mortgage Calculator脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、多くのWebサイトに影響を及ぼす可能性があるため、早急な対応が必要となる。特にContributor権限で悪用可能な点は、複数の執筆者が存在するブログサイトやニュースサイトにとって大きなリスクとなるだろう。今後は、プラグイン開発者による定期的なセキュリティ監査とコードレビューの実施が求められる。
また、この脆弱性の発見は、WordPressエコシステムにおけるセキュリティ研究の重要性を示している。プラグインの人気や利用者数に関わらず、すべてのコードが潜在的な脆弱性を持つ可能性があることを認識し、継続的なセキュリティチェックを行うことが重要だ。今後は、自動化されたセキュリティスキャンツールの導入や、開発者向けのセキュリティガイドラインの整備が期待される。
さらに、WordPressコミュニティ全体としても、脆弱性情報の共有体制や報告プロセスの改善が求められる。プラグインの審査プロセスにおいて、セキュリティチェックをより厳密に行うことで、同様の脆弱性の発生を未然に防ぐことができるだろう。利用者側も、定期的なアップデートの適用と、不要なプラグインの削除を心がける必要がある。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-0805, (参照 25-03-01).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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